「僕らの練習場が臭ったから…」ロッベンのマンU移籍破談の驚きの理由が発覚! ファーディナンドが告白

2020年03月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

「信じられなかった」ロッベンの破談

チェルシーで躍動したロッベンは、マンU入団に近づいていたようだが……。 (C) Getty Images

 今から16年前、オランダで声価を高めていた韋駄天アリエン・ロッベンは、PSVからのステップアップを模索していた。

 当時、弱冠20歳で売り出し中のロッベンはビッグクラブの垂涎の的となっていた。とりわけクリスチアーノ・ロナウドやウェイン・ルーニーと並ぶ、チームの柱となり得るアタッカーを探していたマンチェスター・ユナイテッドは、交渉に本腰を入れていたという。

 しかし、最終的にロッベンが選んだのは、そのユナイテッドとプレミアリーグの覇権を争っていたチェルシーだった。

 一体、なぜロッベンはユナイテッドに移籍しなかったのか? これまでも幾度となく議論されてきた気になる理由を元イングランド代表CBのリオ・ファーディナンドが明かした。

 アレックス・ファーガソン政権下の黄金期を支えたファーディナンドは、自身のインスタグラムのライブ機能を使ってファンと交流している最中で、次のように明かした。

「彼はユナイテッドと契約すべきだった。実はキャリントンの練習場にまでは来ていたんだ」

 これに驚いたファンからさらなるコメントを求められたファーディナンドは、当時の舞台裏を続けた。

「彼は練習場を歩き回ってからチェルシーへ去っていったよ。臭いが気に入らなかったらしんだ。臭かったのかな……(笑)」

 さらに「信じられなかったよ。もしも、契約できていれば、僕らにとっては素晴らしい結果になっていたと思う」とも明かしたマンUのレジェンドは、ロッベン本人との会話も告白した。

「僕らは彼が左からカットインすることを知っていた。だけど、彼は『僕は何をやられても左から仕掛けるよ。君たちは止めることはできないと思う』と言ってきた。実際に僕らの左サイドバックは止めることができなかった」

 もし、ロッベンが当時のユナイテッドの一員となっていたら、どのようなサッカーが繰り広げられたのか――。興味は尽きない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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