「驚きはありましたが…」堂安律が東京五輪の延期決定に胸中を告白!「すごく辛かった」と語ったのは…

2020年03月25日 サッカーダイジェストWeb編集部

延期がむしろプラスに働く可能性もある

A代表でもレギュラー格の堂安。五輪代表ではもちろん主軸として期待される。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

 3月24日、東京オリンピックが1年程度延期することが正式に決定した。

 これを受けて、五輪代表の主軸として期待されている堂安律が、自身のツイッターアカウントに動画を投稿。胸中を語った。

「オリンピックの延期が決定したということを先ほどニュースで知って、やっぱり五輪のために準備をしてきたというのもありましたし、そのためにトレーニングを積んできたので、少なからず驚きはありました」

 オランダ・エールディビジのPSVでプレーするアタッカーは、新型コロナウイルスが猛威を振るっている欧州の現状を踏まえ、こう続けている。

「ヨーロッパで暮らしていて、おそらくヨーロッパのほうが最近は深刻な状況になっているなかで、ここ2週間、自宅で待機している状況です。オリンピックがどうなるかも分からず待機しているのはすごく辛かったので、こうして早く決断してくれたこと、そして1年後という新しい目標を立てられることをすごくポジティブに捉えています」
 
 延期が正式に決まり、もやもやとしていた気持ちがすっきりしたようだ。すでに前を見据えている21歳は、最後にこう抱負を語った。

「もちろんいろんな人の気持ちはあると思いますが、日本だけでなく世界がひとつになってこの危機を乗り越えて、僕たちアスリートは1年後の目標に向かってしっかり調整して、みなさんに感動を与えられるように頑張りたいと思います」

 昨夏にPSVにステップアップ移籍を果たした堂安は、ここまでリーグ戦19試合(うち先発は12)に出場して2ゴール・1アシスト。マルク・ファン・ボンメル監督の解任後はとりわけ出番が激減し、満足な結果は得られていない。五輪に向けてやや不安もあっただけに、延期がむしろプラスに働く可能性もある。

 この1年でさらなる成長を遂げ、夢舞台で輝きを放ってくれるはずだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 

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