ルーニー、“宿敵”リバプールの優勝を後押し! 「30年待って、取り上げられるなんて…」

2020年03月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

再開方法にも持論を展開

エバートンとユナイテッド。いずれもリバプールの宿敵であるクラブでプレーしたルーニーは、かつてのライバルの優勝に持論を展開した。 (C) Getty Images

 新型コロナウイルスのためにシーズン中断を余儀なくされたプレミアリーグは、今、いつ再開できるのか、再開する場合はどのようなかたちで進めるかが議論されている。

 仮にシーズン完遂に至らない場合に心配されるのが、今シーズン、首位を独走してきたリバプールのタイトル獲得の行方だ。最後にトップリーグを制覇して30年。悲願の優勝が泡と消えるとなれば、リバプールとそのサポーターは黙っていないだろう。

 ライバルのエバートンやマンチェスター・ユナイテッドのファンには、リバプールのタイトル消滅を望む者もいるかもしれない。だが、両クラブでプレーしたレジェンド、ウェイン・ルーニーの考えは違う。

 英衛星放送『Sky Sports』によると、ルーニーは英紙『Sunday Times』の取材で、「リバプールがプレミアリーグ優勝だ」と明言した。

「想像できるだろうが、自分にはエバートンファンから『シーズンは取り消しにすべきだ!』との連絡がある。もちろん、エバトニアンであり、ユナイテッドで13年プレーした者として、自分の中にもそうだといいなという思いは少しある。

 でも、ノーだ。リバプールはファンタスティックだった。彼らはすごく仕事をした。タイトルにふさわしい。30年待ってきて、このように取り上げられるなんて想像できるかい?」

 また、ルーニーは、「降格やチャンピオンズ・リーグ出場権などの点でも正しい。関係するクラブにとってはあまりに大きな問題で、シーズン無効となったら法的闘争も多くなると思う」と続けた。

「シーズンが終わるのが年内いっぱいということになっても驚かない。ほかのすべての産業と同じように、サッカーもアドバイスに耳を傾け、必要な予防措置をすべて講じなければならない」

 さらに、無観客で試合を開催し、シーズンを完遂させる案にも反対したルーニー。イングランドを代表するアスリートである彼の意見は、プレミアリーグや各クラブにどう受け止められたのだろうか。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
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