「たいした助けにならなくても…」バイエルンのキミッヒ&ゴレツカがコロナ対策基金を設立!新旧ドイツ代表戦士が続々賛同

2020年03月21日 メガクラブ

2人で約1億2500万円を寄付

ドイツ代表とバイエルンのチームメイトであるキミッヒ(左)とゴレツカ(右)が未曽有の危機を乗り越えるために立ち上がった。(C)Getty Images

 ともにドイツ代表で、バイエルンのチームメイトでもあるMFレオン・ゴレツカとDFヨシュア・キミッヒが3月20日、コロナウイルス対策基金を立ち上げ、同基金に100万ユーロ(約1億2500万円)を寄付したことを発表した。
 
『We Kick Corona』と名づけたこの基金は、コロナウイルスに苦しむ人を救うための活動に従事している慈善団体や社会団体の支援を目的とし、医療機関やホームレス支援施設、献血センターなどを対象としている。これらの機関は、専用ウェブサイトで申し込みをすることで即座に支援を要請できる仕組みのようだ。
 
 両雄は、さらに多くの機関をサポートするためにプロジェクトへの賛同者を集い、多くの寄付金を募っている。
 
「みんなでコロナウイルスを撃退しよう。たとえ、この活動がほんのわずかな助けにしかならなかったとしても『We Kick Corona』を活用して、国内で困っている人たちの力になりたいんだ」
 
 コレツカがこう呼びかければ、キミッヒは設立の趣旨を次のように語っている。
 
「僕たちは自分たちができる役割を果たしたい。それと同時にサポートをしたいと考えている人たちにその機会を与えたかったんだ。私たちの健全な生活や社会を一日でも早く取り戻せるように」
 
 この基金の発足が発表されると、昨シーズンまでバイエルンでプレーしていたマッツ・フンメルス(現ドルトムント)がインスタグラムで真っ先にサポートを発表。その後もドイツ代表を中心に多くの選手が賛同の意志を示している。
 
 これまでにレロイ・ザネ(マンチェスター・シティ)、ベネディクト・ヘーベデス(ロコモティフ・モスクワ)、セバスティアン・ローデ(フランクフルト)、ユリアン・ドラクスラー(パリ・サンジェルマン)、ヨナス・ヘクター(ケルン)らが賛同者に名を連ね、計160万ユーロ(2億円)以上の寄付金が集まっている。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
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