「サプライズじゃない」「私が見出したんだ!」ザッケローニがセリエAデビューの吉田麻也を大絶賛!

2020年03月17日 サッカーダイジェストWeb編集部

カンナバーロとの秘話も明かす

サンプドリアでイタリア・デビューを飾った吉田(左)を日本代表の“恩師”ザッケローニ(右)が称えた。 (C) Getty Images

 今年1月のマーケットでサウサンプトンからサンプドリアに移籍した吉田麻也は、現地時間3月8日に開催されたヴェローナ戦(セリエA第26節)でイタリア・デビューを飾った。

 移籍市場最終日に加わった吉田は、当初2月23日に予定されていたインテル戦でデビュー予定だったが、新型コロナウイルスの影響で試合が延期に。さらに、ヴェローナ戦も予定日から延期となり、2週間の中断を経ての待望のデビューとなった。

 ウイルスの影響で無観客試合となった一戦、サンプドリアは先制を許したが、エースのファビオ・クアリャレッラの2得点で2-1と逆転勝利。ホームで4試合ぶりの白星を手にした。

 大きなインパクトこそなかったが、堅実なプレーで勝利に貢献した吉田に、イタリアのメディアは総じて合格点をつけた。その中で、日本代表で吉田を指導したイタリア人監督のアルベルト・ザッケローニは、「サプライズではない」とべた褒めしている。イタリア紙『Repubblica』でのコメントを『SampNews24』が伝えた。

「マヤはオランダでプレーしている時に私が見出したんだ。彼のことを見に行って、私のチームの不動のレギュラーになった。守備と攻撃の両面をこなせる選手だ」

 また、ザッケローニは、「(ファビオ・)カンナバーロがドバイのチームを率いていた時に、彼を加えたいと望んだんだよ。私にアドバイスをしてくれと求めてきたんだ」と明かしている。

 デビューの勢いにそのまま乗りたかった吉田だが、周知のように、セリエAはウイルスの影響で中断を余儀なくされた。当面は4月3日までの中断だが、再開の目途もついていない。

 サンプドリアとは今シーズンいっぱいまでのレンタル契約を締結している吉田。果たして、日本代表DFに、ザッケローニが太鼓判を押すほどの力を見せる機会は、訪れるのだろうか。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事