「僕は永遠にサッカーをやるつもりはない!」“ゴルフバー”を開店したベイルが注目発言。その真意は?

2020年03月15日 サッカーダイジェストWeb編集部

ゴルフバー開店への想いとは?

プライベートではゴルフに熱心なベイル。その想いはビジネスにも影響をもたらしているようだ。 (C) Getty Images

 レアル・マドリーに所属するウェールズ代表FWのガレス・ベイルは、セカンドキャリアに向けての準備を着々と進めている。それもサッカーとは一線を画す飲食業だ。

 現地時間3月14日、ウェールズ紙『Wales Online』をはじめとする複数の英国メディアが一斉に報じたのは、ベイルが生まれ故郷のカーディフに2つめのスポーツバーをオープンさせたというニュースだ。

 すでにサッカーバー『Elevens』を開店させているベイルにとって、2店舗目となるわけだが、その名はズバリ、『Par 59』。愛するゴルフにちなんだものとなっているのだ。

 店内にもミニコースが設けられるなど、およそサッカー選手が企画と設計に携わったとは思えないものとなっているが、本人は出店への想いをこう明かしている。

「僕はあまり飲まないし、それほど外を出歩いたりもしない。だから、『Par 59』のようなビジネスをやることで、外出が好きな人と交流することができると考えたんだ。この店では、酔いつぶれるというよりも、みんなを繋いで、誰もが夜の外出を楽しめるような選択肢を提供したいと思っている。それこそ僕らがやろうとしていることで、飲酒やゴルフを好きかどうかにかかわらず、みんなを集めたいんだ」

"本業"の方では、13年の夏にマドリーの一員となって以来、相次ぐ怪我に悩まされ、満足のゆくパフォーマンスを披露できていないベイル。今シーズンも、重要な一戦でメンバーから外れるなど、評価が下落する一方なのは明らかだ。

 しかし、そうした周囲の反応を本人は意に介していない。30歳のウェールズ代表FWは、「僕は永遠にサッカーをするつもりはないからね」と話している。

「今の仕事をずっと続けていくつもりはない。僕はウェールズで今回のようなビジネスをすることに興味があるんだ。とくに生まれた街には恩返しがしたいし、できる限りカーディフを盛り上げたい。この都市を進化させ続けて、若者やそうでない人とが一緒になって色んなことをやれて、エキサイティングなことが楽しめるようにしたいんだ」

 ウェールズを象徴するアスリートの心は、地元への愛に溢れている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事