「彼らは常に友情で…」メッシ、パラグアイで拘留中のロナウジーニョの保釈金4億8000万円を支払う!? 英メディアが報道

2020年03月15日 サッカーダイジェストWeb編集部

兄弟のような関係だったバルサの新旧10番

メッシ(左)がバルサの元チームメイトであるロナウジーニョ(右)を助け出そうと動き出したようだ。 (C) Getty Images

 現代サッカー界のスーパースターが、偉大なる先達の窮地に救いの手を差し伸べようとしている。

 現地時間3月15日、英紙『The Sun』をはじめとする複数の英メディアが、バルセロナに所属するリオネル・メッシが、偽造パスポート使用の罪を問われ、現在パラグアイの刑務所に拘留されている元ブラジル代表FWロナウジーニョの保釈金を支払う意向であることを伝えた。

 ロナウジーニョは、現在、文字通りの窮地に立たされている。今月4日、パラグアイで偽造パスポートを使用して入国したとして、兄のアシスとともに地元警察に電撃逮捕され、それから3日後に行なわれた裁判でも「逃亡する恐れがある」という検察側の意見が認められ、最大6か月におよぶ拘留期間の延長が決定。保釈が認められずに、首都アスンシオンにある刑務所に移された。

 麻薬の密売、政治的汚職、殺人、マフィアなどパラグアイ国内で重罪を犯した囚人たちが拘束されている刑務所に収監されている稀代のクラッキを助けようと動き出したのがメッシである。
 知っての通り、かつて二人はバルサで共にプレー。ロナウジーニョが07-08シーズン終了後にミランへ移籍するまで、"兄弟"のような間柄だった。

 ゆえに想うところがあったのかもしれない。英紙『Mirror』は来週火曜日行なわれる裁判の結果次第としながらも、メッシがロナウジーニョを助けるために自らが雇った弁護士を介して、ポケットマネーからおよそ400万ユーロ(約4億8000万円)を支払う準備を進めていると報じた。

 ただ、今回の一件は、大規模な組織犯罪の可能性が指摘されており、メッシにも小さくないリスクが生じるのは言うまでもなく、報道が事実かは不明だ。しかし、『The Sun』は、次のように綴っている。

「リオネル・メッシは、かつてのチームメイトが刑務所からでられるように助けることを望んでいる。彼はマシアを出て以来、ロナウジーニョとは常に友情で結ばれている」

 バルサの10番は、その番号をかつて背負った尊敬するロナウジーニョを救い出そうとしているのか。今後の裁判の行方とともにその動向に注目が集まる。

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