「僕は普通の選手」19歳の“怪物”ハーランドが意外な告白!対戦が ”悪夢”だったDFも明かす

2020年03月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

同世代のエムバペへの印象は?

評価が急上昇中のハーランド。パリSGを沈めるのか。 (C) Getty Images

 欧州フットボール界でいま最も注目を集める存在と言っても過言ではないのが、19歳のアーリング・ハーランドだ。オーストリアのレッドブル・ザルツブルクでゴールを量産し、1月にドルトムントに渡ると、ここまで公式戦10試合に出場して12ゴール。ワンランクレベルが上がったドイツでも驚異的なペースで得点を積み重ねている。

 そのハーランドが、仏老舗誌『France Football』のインタビューに応じ、自身のキャリアなどについて語っている。

 まず注目されていることについて、ハーランドは「僕自身は何も変わらないよ」とコメントし、こう続けている

「普通のフットボール選手としてドルトムントに来て、今も普通のフットボーラーなのは確か。ただ、いい評判を聞くのは、ポジティブなことだと思う。良いプレーができているという証明になるから」

 今後の目標にはブンデスの得点王になることを掲げた一方、「個人の記録よりも、チームのために尽くす。それ以上のことはない」とも言い切る。現在4ポイント差で首位のバイエルンを追うドルトムントの優勝に貢献したいと明かした。

 ちなみにハーランドは、今季のチャンピオンズ・リーグ(CL)でも、ザルツブルク時代と合わせて10ゴールを挙げている。パリ・サンジェルマンとのラウンド・オブ16第1レグでも、2ゴールを奪う活躍で、ネイマールやキリアン・エムバペらを擁するフランスの絶対王者を2-1で下す原動力となった。

 初対戦となったその1歳上のエムバペについては、「ファンタスティックだと思った。計り知れないタレントで、並外れている。すごい選手だということを肌で感じた」と絶賛した。

 さらに、これまでに対戦して「"悪夢だ"と感じたDFは?」という問いには、リバプールのDFフィルジル・ファン・ダイクの名前を挙げている。

「素晴らしい選手だった。パワフルで、素早くて、すべてのクオリティーが高い。あんな選手はこの世にふたりといないと思った」

 まだ10代のハーランドだが、そのプロ意識の高さも評判だ。瞑想やヨガ、体幹トレーニングや栄養学など、あらゆることを取り入れ、心身のコンディションを整えているといわれる。

「できることはすべて実行しようとしているよ。できるだけ自分に厳しく、自分の身体が扱えるだけの方法で努力する。すべて、最高のフットボールプレーヤーになるためだ」

 ハーランドを擁するドルトムントは11日、ベスト8進出をかけ、パリSGと再戦する。新型コロナウイルスの影響により無観客で行なわれるこの試合で、19歳のFWに世界中から熱い視線が注がれそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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