ユベントスがラムジー&ディバラ弾で“沈黙”のイタリア・ダービーに快勝し首位に再浮上!敗れたインテルはスクデット争いから大きく後退

2020年03月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

後半はインテルのペースかに思われたが…

無観客でホームアドバンテージのなかったユーベがインテルに快勝を飾った。(C)Getty Images

 現地時間3月8日、セリエA第26節の延期分、ユベントス対インテルのイタリア・ダービーが、前者の本拠地アリアンツ・スタジアムで開催された。

 勝点62で暫定首位のラツィオより消化が1試合少なく勝点60で2位のユーベと、2試合少なく同54ポイントで3位のインテル。今シーズンの序盤からスクデット争いを引っ張ってきた両軍の大一番は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、無観客で行なわれた。

 サポーターの後押しを受けられず、ホームアドバンテージがないこともあってか、前半は一進一退の攻防が続く。

 ユーベは13分、リーグ記録の12試合連続ゴールを狙うクリスチアーノ・ロナウドがドリブルで持ち込み、力強いシュートを放つも、GKハンダノビッチに正面でキャッチされる。36分にはマルティネスのポストプレーから、ブロゾビッチにミドルを浴びたが、GKシュチェスニーの好セーブで防いだ。

 後半に入ると、インテルがペースを握ったかに見えたが、均衡を破ったのはユーベだった。55分、敵ペナルティーエリア内に飛び出しでいったマテュイディのクロスのこぼれ球をラムジーが右足で押し込み、貴重な先制点を挙げる。

 この1点で王者の動きが俄然良くなり、その後もインテルを押し込んでいく。迎えた67分、ドグラス・コスタに代わって59分からピッチに立ったディバラが魅せる。ベンタンクールのパスを見事なトラップで収めると、右サイドからゴール前へ持ち込み、ラムジーとのパス交換から最後はヤングをかわして左足のアウトサイドでシュート。鮮やかにネットを揺らし、リードを広げる。
 
 その後は試合巧者のユーベが隙を見せずにゲームを締めて2-0で快勝。ラツィオを抜いて再び首位に浮上した。敗れたインテルは1試合消化が少ないとはいえ、ユーベと9ポイント差となり、スクデット争いから大きく後退している。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事