デ・ロッシが古巣ローマ復帰で“親子タッグ”実現か? 与えられる役職は…

2020年03月06日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

ローマU-19チームの監督に就任へ

ローマU-19チームの監督就任が取り沙汰されているデ・ロッシ(左)。(C)Getty Images

 ローマやボカ・ジュニオルスでプレーし、2020年1月に引退した元イタリア代表MFのダニエレ・デ・ロッシが、ローマに帰還するようだ。イタリア紙『Corriere dello Sport』によると、新しいポストは、プリマベーラ(U-19チーム)の監督だという。就任時期は9月の見込みだ。
 
 現在プリマベーラの監督を務めるのは、デ・ロッシの父親であるアルベルト。27年間に渡ってこの職にあったアルベルトは、今シーズン終了後に下部組織を統括するスーパーバイザーに就任し、チームマネジャーのモルガン・デ・サンクティスや、育成年代コーディネーターのブルーノ・コンティをサポートしていくという。
 
 同紙によると、過去にローマはアルベルトに対して、トップチームの監督就任オファーを二度行なったという。だが、当時トップチームでプレーしていた息子を困惑させまいと、そのオファーを断っていた。
 
 デ・ロッシは最近のインタビューで、ローマ買収が間近といわれるアメリカ『フリードキン・グループ』とのコンタクトは取っていないと話したものの、現在のクラブ関係者や、新たにローマに招聘されるであろう幹部候補らと話をしたという。
 
 現在のローマは過渡期を迎えており、新シーズンの組閣人事はまだ何も決まっていない。それでもフリードキン・グループは、クラブへの影響力を持つ多くの人と協議を進めており、〝元キャプテン〟の復帰がもたらす好影響について理解しているという。
 
 監督就任に当たり、デ・ロッシは指導者ライセンスを取得しなければならない。ワールドカップで頂点に立った男は、イタリア・サッカー連盟が用意するUEFAのAライセンスの講習を4月から始めるという。トップチームで実現しなかったデ・ロッシ親子の共演はは、ローマの明るい話題になるだろう。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
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