やや体型が太めになっても、その卓越したテクニックは健在のようだ。

　話題となっているのが、元イタリア代表FWのフランチェスコ・トッティが草サッカーで決めた芸術的なゴールだ。

　ペナルティーエリアやや外側からのFKだった。強烈なシュートでぶち抜くような様子でトッティが助走を切った瞬間、何を思ったのかGKが思い切り前に出てきた。
 

　それを見て判断したのだろうか。それとも蹴る前から決めていたのだろうか。ローマのバンディエーラは、なんとチップキックを選択。ふわりと浮いたボールは壁の上を越えて、見事にネットに吸い込まれた。

　この動画がSNSなどで出回ると、ファンは感嘆。不可解な動きを見せたGKを「何がやりたかったんだ」と指弾するコメントとともに、「信じられない！」「なんて美しい！」「すごいスキルだ」といったトッティへの賛辞が寄せられた。

　数々の美しいゴールでロマニスタを熱狂させてきたプリンチペ。43歳となったいまでも変わらぬ技術でファンを驚かせた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部