エムバペの東京五輪行きが現実味? フランス五輪代表の候補者リスト入りで、仏連盟会長は出場を否定せず。パリSG側は…

2020年03月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

五輪はエムバペ本人が参加を熱望

パリSG、フランス代表でも活躍するエムバペが候補者リスト入り。 (C)Getty Images

 フランスサッカー連盟が作成した東京五輪に参加する選手候補のリストに、パリ・サンジェルマンに所属するキリアン・エムバペの名前が含まれているようだ。英紙『Daily Mail』などが報じている。
 
 同紙によれば、今回のリストは1次リストで80人をピックアップ。このリストからまず50人に絞られ、最終的には23歳以下の18人と、4人のオーバーエイジ枠候補で構成される計22人まで絞り込まれたのち、最終決定の18人まで絞り込む。セレクトには数週間かかる見込みだという。

 フランス・サッカー連盟会長のノエル・ル・グレイト氏は「21歳の彼は、参加の資格を備えている。ほかの才能ある同年代の若者と同様に候補に入った。これは自然のことだ」と語ったという。

 しかし、エムバペはフランス代表として7月12日まで行なわれるユーロ2020に参加する可能性を残している。五輪のグループステージは7月22日にスタートするため、ほぼ休み無しで2大会に参加し、最長で8月8日まで拘束される。

 その場合、クラブ側では来季のリーグ開幕時に、主力であるエムバペに休みを与えざるを得なくなる。このことから、クラブ側が難色を示すのでは、という見解も根強い。

 グレイト氏は、パリSGのナセル・アル・ケラフィ会長とのやり取りも明かした。

「一般的にクラブ側の会長は、総じてオリンピックの日程に良い顔はしていない。私はナセルにエムバペがどうかと訊ねたら、彼は『とても良い』と言っていたよ。今はそれだけだ」

 フランスが五輪で金メダルを獲得したのは、1984年のロサンゼルス大会まで遡る。以来、メダルからは遠ざかっており、エムバペは金メダル獲得に意欲満々だという。

 ちなみに、パリSGではブラジル代表ネイマールもオリンピック参加を希望しているとされる。今後は、クラブ側の判断や動向が注目を集めそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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