本田圭佑、“聖地”マラカナンでデビューか!? ボタフォゴ指揮官が南米王者フラメンゴ戦での起用を示唆「良い印象だ」

2020年03月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

“聖地”マラカナンでデビューか

ボタフォゴ入団が発表されて以来、公式戦に出場できていなかった本田だったが、ようやくチャンスが訪れそうだ。 (C) Getty Images

 1月にブラジルへ活躍の場を求めた元日本代表MFの本田圭佑に、ようやく出場機会が訪れそうだ。

 1月31日にブラジル1部のボタフォゴへ加入した本田。しかし、リオデジャネイロ・サッカー連盟への選手登録と就労ビザの取得も完了していないため、いまだデビューできずにいる。

 しかし、ベールを脱ぐ日がようやく決まったようだ。ブラジル・メディア『UOL』のインタビューに応じたボタフォゴの弁護士が、手続きの「最も複雑な部分」を越えたことで、大きな山場となる労働ビザの発給は認められ、間もなく選手登録を含めた全ての申請が完了するという。

 待望のデビューが迫ったことで、パウロ・アウトゥオリ監督も期待に胸を膨らませている。現地時間2月28日に開かれた記者会見で、「今のところ素晴らしい印象を持っている」と本田を称え、早々に起用していくことを仄めかした。

「私はケイスケと何度も話し合ってきた。彼はいま、ボタフォゴの戦術的な部分を吸収することに重きを置いている。そのために、ヘゼンジ、マドゥレイラとの練習試合に出したが、見事に適応していた印象を抱いた。だから、公的な書類が受理され次第、彼はすぐにデビューすることになるだろう。私は彼のデビューがフラメンゴ戦になることを願っている」

 かつて鹿島アントラーズとセレッソ大阪でも指揮を執った名将は、このサムライ戦士に対する熱い思いも口にした。

「ケイスケは欧州で素晴らしいキャリアを積み、プロ選手として、戦術的にも戦略的にも成長した。彼は攻撃的な選手だから、中盤起用だけにこだわっておらず、フォワードとしても活躍できそうだと考えている。日々のトレーニングでも、常にゴールを奪うという目標を念頭に置いてプレイしているように映るし、何より彼にはカリスマ性がある」

 早くも信望を得ている様子の本田。今週中に無事に就労ビザ等の登録が間に合えば、デビュー戦は、現地時間3月7日に"聖地"マラカナンで行なわれる南米王者フラメンゴとのカンピオナート・カリオカになる可能性が高い。そのパフォーマンスに世界が注目することになりそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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