「W杯で見たときから…」デポルティボ指揮官がスペイン紙記者に語った柴崎岳への絶大な信頼

2020年02月29日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

「ガクはこれからもっと良くなっていく」

デポルティボは2月末の時点で残留圏の17位につけている(19~22位が2部Bに自動降格)。柴崎は2部残留に導けるか。(C)Getty Images

 ラ・リーガ2部の第28節ジローナ戦(2月14日)で引き分ける(2-2)まで、破竹の7連勝を飾っていたデポルティボ・ラ・コルーニャ。その快進撃の起爆剤となったのが、クリスマス休暇期間中のフェルナンド・バスケスの監督就任だ。

 守備組織の構築とともに、攻撃のタレントを有効活用する手腕にも長けた新指揮官は、着任以来、日本代表の柴崎岳を中盤の舵取り役として起用しつづけている。

 以下は、スペイン紙『EL PAIS』のデポルティボ番記者、ファン・L・クデイロ氏がバスケス監督から直接聞きだした「柴崎評」だ。
 
「(ロシア)ワールドカップで見たときからいい選手だと思っていた。ガクはいま、私のチームの中盤センターで、毎試合のように質の高いプレーを見せている。テクニックに加え、献身性やディシプリンもある。そしてなにより、チームに貢献しようという姿勢が素晴らしい。とても満足しているよ。彼はメディアプンタ(トップ下)やサイドでプレーしたとしても、チームで一二のパフォーマンスを見せられる能力を持っている。しかもこれが限界ではない。ガクはこれからもっと良くなっていくよ」

 バスケス監督の柴崎に対する信頼感が、そのままダイレクトに伝わってくるコメントだ。

 昨夏に、現在の2倍以上に当たる年俸を提示してきたメキシコのクラブからのオファーを蹴ってまでデポルティボ移籍を選択した柴崎。指揮官の全幅の信頼を追い風に、勝負の終盤戦に挑む。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
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