「面白すぎる」「非常に良いアイデア」延期のはずの試合が開催?「#エアルヴァン杯」が大盛況!

2020年02月27日 サッカーダイジェストWeb編集部

名古屋の公式アカウントも参戦!

昨年のルヴァン杯で優勝した川崎フロンターレ。写真:田中研治

 日本政府は2月25日、新型コロナウイルスの影響を鑑み、「今後1~2週間が国内での感染拡大を最小限に抑える上で極めて重要な時期である」という対策基本方針に基づき、この期間に「最大限の対策を講ずる」と発表した。

 それに先んじてJリーグは、2月28日から3月15日までの3週間の間に開催予定のリーグ戦、ルヴァンカップの公式戦全94試合(ルヴァン杯16試合、リーグ戦78試合)の開催を延期する決定をしていた。

 しかし2月26日、延期になったはずのルヴァンカップの各試合が、「#エアルヴァン杯」としてツイッター上で"開催"された。

 サポーターたちの有志で始まったというこの取り組みは、瞬く間に拡散し、試合開始予定時刻の19時近くになると大勢の参加者が現われた。「#エアルヴァン杯GL仙台vsC大阪」はトレンド入りするなど大盛況だった。
 
 書き込みには、「1-4、祝、桜満開」、「都倉の気迫溢れる決勝ゴールと西川潤のキレキレな切り込みが最高でしたね」、「後半32分に豊川選手が抜け出して倒された場面はなぜカードが出なかったのでしょうか?」などそれぞれが妄想した試合展開をツイートした。

 また、この"試合"には様々な関係者も参戦。名古屋グランパスが公式アカウントで、「いつも通りの最高過ぎるゴール裏の仲間たち」とサポーターの写真を投稿すれば、リポーターの田中めぐみさんは疑似ヒーローインタビューを披露した。

 この投稿に参加したファン・サポーターは以下のようなコメントを残している。

「面白すぎる」
「サッカーオタクにはたまらないw」
「今日の試合を楽しみにされてた方がみんな楽しめて盛り上がれる非常に良いアイデア」
「ネガティブなこともポジティブに変えれるような柔軟な思考力を自分も身に付けたい」

 試合の延期をはじめ、新型コロナウイルスの影響で暗い話題が続いているが、そんななかでもサッカーの楽しみ方を生み出したサポーターの発想力は、素晴らしいというほかない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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