「厳しい経験を…」ニコ・コバチがバイエルン監督時代を回顧! 現場復帰についても語る

2020年02月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

「クラブの大小にはこだわらない」

昨年11月以降フリーとなっているコバチ。次の“就職先”は? (C)Getty Images

 どうやら、次の夏には再び第一線に舞い戻って来るようだ。

 昨年11月にバイエルンの監督を事実上解任されたニコ・コバチが、フリーとなって初めて、公の場に姿を現わした。現地時間24日に、オーストリアのテレビ局『Servus TV』の番組『Sport&Talk』に出演し、バイエルンでの出来事や、今後について語ったという。『Süddeutsche Zeitung』紙やSportbuzzer』など、複数のドイツ・メディアが報じている。

 2018年7月にバイエルンの監督の就任したコバチは、1年目にブンデスリーガとDFBカップの2冠を達成した、だが、2年目の今シーズンは序盤から低調なパフォーマンスが続き、11月に契約解除が発表された。以降、メディアに登場することはほとんどなかったため、番組に注目していたファンも少なくなかったようだ。

「私は監督として3年半、ブンデスリーガにいた。その間のことはすべてポジティブに振り返ることができるし、あの時間があったからこそ、監督として成長できたと思っている。バイエルンでの経験は、学ぶことも多かった。誰もが到達できるわけではない場所で経験ができた。もちろん、厳しさも感じていたけれど、今後の人生に生かすことができるものだった」

 ドイツでの監督時代をそう振り返ったクロアチア人指揮官は、現在はフリーの時間を楽しんでいるようだ。
 
 だが、リラックスできる時間はそう長くはないかもしれない。今後について尋ねられたコバチは、事実上の「監督復帰」を宣言した。

「今は少し、緊張している。夏には再び、何かをすることになるだろう。そのための準備をしているところだ。クラブの大小は気にしない。イングランドやスペインなど、ヨーロッパには優れたリーグがたくさんあるし、ブンデスリーガには常に関心を置いている」

 はたして48歳の指揮官に、オファーは舞い込むのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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