「左を切ってくるだろうと…」久保建英の右足同点弾を生んだ冷静な判断「監督からは――」

2020年02月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

「シュートの軌道がよく見えなかったんですが…」

待望のリーガ2点を決め、喜びを表現する久保。 (C)Mutsu FOTOGRAFIA

 現地時間2月21日に開催されたラ・リーガ第25節で、久保建英が所属するマジョルカはベティスと対戦し、3-3で引き分けた。

 今シーズンのアウェー初勝利はならなかったものの、ここまで1分け10敗と散々なアウェーゲームで1ポイントを奪取した。その原動力となったのが、1ゴール・1アシストをマークした久保だ。

 27分に左サイドを抉って丁寧なパスで主砲アンテ・ブディミルのゴールをアシストすれば、2-3で迎えた70分には、ドリブルで持ち込んで、巧みなフェイントから右足を振り抜き、見事な同点弾を決めてみせた。

 1点目のクチョのゴールにも絡み、全3得点を演出した日本代表MFは、試合後に次のようにコメントした。マジョルカの公式ツイッターが伝えている。

「今日のチームは非常に良かった。ゴールと勝点を加えたことに満足しています。このようなゲームを続けていければ、試合内容が良くなり、ホームでもアウェーでも勝てると思います」

 また、利き足ではない右足で決めたゴールシーンを振り返り、「何も考えなくて…」と前置きしながら、冷静に判断なしていたことを明かしている。

「左を切ってくるだろうと思ったので、右に持っていってシュートを打とうと。入らなかったら次でいいやと思ってたんで。シュートの軌道がよく見えなかったんですが、入って良かったです」

 また試合前には、ビセンテ・モレーノ監督から「ベティスは、矛は強いが盾は弱い」という言葉があったと明かし、「常にカウンターを狙ってたんで、そこからいい形でゴールを取れてよかった」とコメントした。

 待望のリーガ2点目を決めた久保。さらなる活躍を予感させる圧巻のパフォーマンスだった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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