ラツィオは最終ラインの補強に向け、オランダU-20代表ヴェスレイ・フート（AZ）の獲得に乗り出している。
 
　AZとフートとの契約は今シーズン末までだが、ラツィオは移籍金を支払ってでもこの冬に獲得する可能性を探っており、すでにクラブ間の交渉が進んでいる。13日午後に行なわれた電話での話し合いにより、120万ユーロ＋ボーナスという条件で交渉成立の感触を得た模様だ。
 
　1994年生まれのフートは、今季ラツィオに加入したステファン・デフライやポルトのブルーノ・マルティンス・インディといった、現在のオランダA代表レギュラー陣に続く次代のホープと見られており、弱冠20歳ながらすでにAZでは、最終ラインの大黒柱となっている。
 
　あのマルコ・ファン・バステン元オランダ代表監督も、「ヴェスレイは、この世代では一番のタレント」と太鼓判を押すほどの大型CBだ。
 
文：ジャンルカ・ディ・マルツィオ
翻訳：片野道郎