「まるで天上人?」「驚異的すぎる」19歳の怪物ハーランド、自らのインスタグラムに投稿したセレブレーション姿が話題に!

2020年02月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

トゥヘルに「ビースト」と評されたハーランド

10代でのCL2ケタ得点は、エムバペに次ぐ若さでの達成だ。 (C) Getty Images

 現地時間2月18日に行なわれた、チャンピオンズ・リーグの決勝トーナメント1回戦、ドルトムントはホームでパリ・サンジェルマンを2-1で下し、勝利を手にしている。

 フランスの絶対王者から2点をもぎ取り、チームを勝利に導いたのは、ノルウェー代表の19歳、アーリング・ハーランドだ。

 オーストリア1部のレッドブル・ザルツブルクに在籍していたハーランドは、今年1月の移籍市場でブンデスリーガのドルトムントに移籍。この試合は、ハーランドにとって移籍後初となる、CLの再デビュー戦だった。

 すでにドイツでは、ブンデスデビュー戦でのハットトリック達成を皮切りに、公式戦7試合で11ゴールという記録を残している。さらにこの試合では、ザルツブルク所属時に積み重ねていた8ゴールに、今回の2ゴールを加えて早々とCL2ケタ得点を達成。19歳と6か月での達成は、対戦したパリSGのキリアン・エムバペが18歳で達成した記録に次ぐ若さだという。

 対戦したパリSGのトーマス・トゥヘル監督は、試合後の記者会見で「まさしくビースト(野獣)だ」と、その決定力に脱帽。ドイツの老舗サッカー誌『kicker』は「エムバペは、理想的なライバルの出現をその目で確認したはずだ」と書き立てた。

 そんななか、南米メディア『publimetro』は、ハーランドのセレブレーションに言及。1点目のゴールを決めた後、ハーランドはピッチの上で足を組み、指を結んだポーズで瞑想するポーズを見せた。同メディアはこれを「奇妙だった。まるで蓮の葉に横たわっているかのよう」と綴っている。

 その後、ハーランドは自身のインスタグラムにも同じ場面を投稿。実は、ハーランドがSNSにこのポーズを掲載するのはこれが3回目だという。1回目は19年10月26日ナポリ戦で2ゴールを決めた日、2回目は12月30日にドルトムントへの移籍が発表された日。そして今回となり、"禅(ゼン)セーショナル"という言葉を添えている。

「なぜ彼がこのポーズを選んでいるのか? "禅(ゼン)"は、仏教の考えをもとに、理性や哲学に基づいた穏やかな意識を保つ教えだ。蓮の花は、苦しみ以上に満たされる穏やかな気持ちを表わす。たとえ下の水が濁っていても、表面上は穏やかで美しい。ハーランドの表現した静けさは、まさに今の彼の心情に近い。そして、できうる限りで今この瞬間を楽しんでいる。蓮の葉のうえで、常に穏やかな気持ちのまま」(『publimetro』)

 実際にハーランドが仏教を信仰したり、その教えに影響を受けたりしているのかは明らかにされていないが、瞑想は集中力を高める方法のひとつとして欧州でも広く知られている。もしかしたら、ハーランドの鋼と評されるメンタルを保つための方法として取り入れているのかもしれない。

 ちなみにファンからは、「まるで天上人?」「驚異的なゴールマシーン」「一体君は何でできているんだ?」と、"人外"かのような賛辞が寄せられている。

 快進撃を続けるハーランドとドルトムントは、果たしてこのままCLベスト8まで突き進むのか。運命の第2レグは3月11日に、今度はパリSGのホームで行なわれる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【PHOTO】19歳の新怪物ハーランドがまたもゴール!大一番で圧巻の2ゴールを見せ、勝利に導く!

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