「カガワは6回だけだった…」プレミア“史上初の偉業”を達成した韓国代表FWソン・フンミンを英紙が絶賛!

2020年02月17日 サッカーダイジェストWeb編集部

トッテナムを救う殊勲弾で達成!

決勝点となる一発を決めたソン・フンミン。」アジア人史上初の記録を達成した。 (C)Getty Images

 韓国代表FWが快挙を達成した。

 現地2月16日、プレミアリーグの第26節が行なわれ、敵地でアストン・ビラと対戦したトッテナム・ホットスパーは、3-2で競り勝った。

 2-2で迎えた後半アディショナルタイム4分、殊勲のゴールを叩き込んだのが、トッテナムのソン・フンミンだ。

 自陣から蹴り出されたロングフィードを、相手DFのビョルン・エンゲルスが後逸。そこに猛ダッシュで走り込んでいたソン・フンミンは、爆発的なスプリントで一気にゴール前へと持ちこんで、最後はGKペペ・レイナとの1対1を冷静に制した。

 圧巻の決勝弾で、プレミアリーグで初めて50ゴールを決めたアジア人となったソン・フンミン。その快挙に英紙『The Sun』は、「彼は間違いなく、イングランドで最も認知されているアジア人プレーヤーだ」とし、こう綴った。

「これまで最大のアイコンとなっていたのは、元マンチェスター・ユナイテッドのパク・チソンだった。彼はプレミアリーグで154試合に出場して、19ゴール・21アシストを決めた。それに続くのは、元ニューカッスルのキ・ソンヨンと元レスターのシンジ・オカザキだろう。彼らはそれぞれ15点と14点を決めている」

 歴代のアジア人選手を引き合いに出し、偉業を強調した『The Sun』は、現在サラゴサに所属している香川真司についても言及している。

「シンジ・カガワは2012年にドルトムントからマンチェスター・ユナイテッドに移籍した際、紙面の大見出しを飾ったが、ネットを揺らしたのはたった6回だけだった」

 出色のパフォーマンスを見せ続けるソン・フンミンだが、本人はあくまで謙虚だ。試合後の英衛星放送『Sky Sports』のフラッシュインタビューで、「今日の僕は内容がとても良くなかった」と語った。

「ゴールを決めるチャンスはいくつもあったのに、決められなかったから気分は良くなかったね。最後の数秒でゴールを決められたのは良かったと思うけど、それはチームの全員の頑張りによるものだと思っている」

 27歳でキャリアの最盛期を迎えているナンバー7。そのパフォーマンスは、主砲ハリー・ケインを故障で欠くチームにおいて、文字通りエースと呼ぶにふさわしい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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