J1でも爆発の予感…ルヴァン杯開幕戦で昨季J2得点王レオナルドと8発男オルンガが早くもゴールで存在感!

2020年02月16日 サッカーダイジェストWeb編集部

ともに決勝点を叩き出す活躍でチームの勝利に貢献

今季シーズン開幕戦となったルヴァンカップ初戦で、ともにゴールを決めた浦和のレオナルド(左)と柏のオルンガ(右)。今後の活躍を予感させる幕開けとなった。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)、徳原隆元

 昨シーズン、J2で大活躍を見せたふたりの外国籍FWが、国内シーズン開幕となるルヴァンカップ初戦でいきなりゴールを挙げ、存在感を示している。

 昨シーズンのJ2で28ゴールを挙げ、得点王に輝いたレオナルドは、アルビレックス新潟から浦和レッズへ移籍。今季は4-4-2の2トップの一角としてフル稼働が期待されている。

 そのレオナルドはルヴァンカップ開幕のベガルタ仙台戦で、早くも本領を発揮。9分には巧みなステップで抜け出した関根貴大からの折り返しを右足で丁寧に流し込み先制点をゲット。さらに杉本健勇の追加点で2点リードで迎えた35分には、山中亮輔からのラストパスを冷静に沈めて2点目を決めた。

 試合終了間際には、カウンターから前線でボールを収め、タイミングのいい配球でマルティノスのチーム5点目をお膳立て。2得点・1アシストで勝利に大きく貢献してみせた。

 一方、昨季のJ2でレオナルドの28得点に続く、27ゴールを挙げたのが柏レイソルのオルンガだ。シーズン最終戦には京都サンガF.C.を相手に8ゴールの荒稼ぎを見せるなど、インパクト十分の活躍を見せたケニア代表のストライカーである。

 オルンガは敵地でのガンバ大阪戦に先発。前半、柏が前線からのハイプレスでリズムを掴むと、24分、オルンガからのパスを受けた瀬川祐輔が絶妙なループパスで背後に抜け出すオルンガへリターン。これを193センチのオルンガが長い右足を伸ばして合わせ、ゴールに流し込んだ。得点はこの1点にとどまったが、オルンガはその後もクロスバー直撃のヘディングシュートやミドルシュートを放ち、スケールの大きさを印象付ける一戦となった。

 試合後にフラッシュインタビューを受けたオルンガは、後半に苦戦を強いられた試合展開を踏まえて「考えているのは勝利に貢献するということ。チームのために犠牲になることが多い展開の時こそ、何ができるかだと思う」と語り、チームへの忠誠心を強調。守備面でもハードワークをこなし、敵地での勝利に貢献した。

 シーズン開幕から、その実力をまざまざと見せつけた、ふたりの助っ人ストライカー。昨季は14位と低迷した浦和と、3度目のJ1復帰初年度となる柏にとっては、まさに上位進出への鍵を握る存在だ。J2で躍動したふたりが、J1でも爆発の予感を漂わせている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【ルヴァン杯PHOTO】G大阪0-1柏|"鳥人"オルンガの一撃で柏が勝利!

【ルヴァン杯PHOTO】浦和5-2仙台|新加入レオナルドが2ゴール・1アシストの大活躍
 

次ページ【動画】オルンガがガンバ相手に値千金の決勝弾!

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事