19歳の怪物ハーランドがわずか“59分間”でブンデス月間MVPを受賞! 推定市場価格はすでに…

2020年02月16日 サッカーダイジェストWeb編集部

早くも公式戦6試合で9ゴールの大暴れ

元ノルウェー代表MFを父に持つハーランド。ドイツのみならず世界に衝撃を与えている。(C)Getty Images

 規格外の19歳が、凄まじい勢いで声価を高めている。ボルシア・ドルトムント(ドイツ)のノルウェー代表FWアーリング・ハーランドだ。

 この冬にレッドブル・ザルツブルク(オーストリア)から2000万ユーロ(約25億円)の移籍金でドルトムントに加入。1月18日のアウクスブルク戦、56分からピッチに登場してさっそく出番を得ると、あっという間に3ゴールを挙げてハットトリックを達成し、ド派手なブンデスリーガ・デビューを飾った。続く1月24日のケルン戦も後半途中からの25分間で2ゴールをゲット。リュシアン・ファーブル監督をして、「誰にも止められないよ。彼のような選手と仕事ができるなんて監督冥利に尽きる」と言わしめた。

 59分間で5発。この離れ業が評価され、なんと今回、ハーランドはブンデスリーガにおける1月の月間MVPに選ばれたのだ。同僚のジェイドン・サンチョ(ドルトムント)、ロベルト・レバンドフスキ(バイエルン・ミュンヘン)というふたりの候補者を抑えての受賞。英公共放送『BBC』は「出場時間が60分を切った選手が月間MVPとは驚きだ。11.8分で1ゴールを挙げた計算になる」と報じている。

 その後もハーランドの勢いは止まらず、ここまでドルトムントで公式戦6試合に出場して9得点を叩き出している。シーズン通算では28試合で37得点! 瞬く間にスタメンの座を手中に収め、週明けの火曜日にはパリ・サンジェルマン(フランス)とのチャンピオンズ・リーグ、ラウンド・オブ16第1レグを戦う。大一番でのハイパフォーマンスに期待だ。

 
 ちなみにドイツ移籍専門サイト『transfermarkt』が換算したハーランドの推定市場価格は、2月に入って早くも6000万ユーロ(約75億円)に到達した。チーム内では同じ19歳であるサンチョの1億2000万ユーロ(約150億円)に次ぐ2番手で、ブンデスリーガ全体では10位タイという高評価だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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