イニエスタと和解成立で気持ち新たに。大分DF岩田「今年は違うところで印象に残るプレーを」

2020年02月15日 多田哲平(サッカーダイジェスト)

昨年8月の対戦時に、あわや一触即発の場面に発展

昨年8月にヒートアップした両者だが、すでにわだかまりはない。一緒に写真を撮ったという。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 2月14日、Jリーグの開幕を告げるイベント、キックオフカンファレンスが開催。同イベントに参加した岩田智輝は、ある一件について、アンドレス・イニエスタに謝罪をしたという。

 ある一件とは、昨年8月10日の出来事だ。ホームにヴィッセル神戸を迎えたJ1リーグ22節で岩田は、イニエスタと激しくマッチアップを繰り返した。86分にはボールを奪おうとするイニエスタのキックを足に受けて転倒すると、怒りをあらわに。小突き合いとなり、あわや一触即発と言えるシーンに発展した。

 ヒートアップした両者は、その直後に握手を交わして仲直りをしたというが、岩田は改めて、このキックオフカンファレンスで会った際に、お詫びの言葉をかけたという。
 
「待合室で謝りました。向こうも覚えていてくれて『全然いいよ。気にしていないよ』と言ってくれました。すごく良い人で、そのまま一緒に写真を撮らせてもらいました」

 無事に和解が成立し、ひと安心だ。岩田は「今年はまた違うところで印象に残るプレーを見せていけたらと思います」と気持ちを新たに、新シーズンに意気込んでいる。

 現在22歳の岩田にとって東京五輪が開催される今年は、勝負の1年。物怖じしない性格のDFの活躍に期待したい。

取材・文●多田哲平(サッカーダイジェスト編集部)

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