横浜がアウェーでACL初戦白星スタート! 五輪世代・遠藤渓太のゴールなど2発で日韓王者対決を制す!

2020年02月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

後半、全北現代は2人の退場者を出す荒れた展開に

貴重な先制点を決めた遠藤を祝福する横浜の面々。(C)Getty Images

 2月12日、アジア・チャンピオンズ・リーグ(ACL)のグループステージ第1戦、全北現代(韓国)対横浜F・マリノスの一戦が、全州ワールドカップスタジアムで行なわれ、2-1で勝利した横浜が初戦白星スタートを切った。
 
 横浜は、8日に行なわれたゼロックス杯から、新たに徳島から新加入したGK梶川裕嗣、東京五輪世代MF遠藤渓太の2名を加えた布陣に。一方、韓国のリーグ王者・全北現代には、元アビスパ福岡で東京五輪世代のFW邦本宜裕が先発に名を連ねた。
 
 キックオフの笛とともに激しいプレスを掛けてきた相手に対し、横浜はしっかりとパスを回して、落ち着いた対応を見せる。開始5分には、持ち味の縦に速い攻撃から、決定機を迎えるも、GKとの1対1をFWオナイウ阿道が決め切れず。
 
 主導権を握る横浜は33分、スローインを右サイドのDFラインの裏で受けたFW仲川輝人がゴール前に折り返す。そこに走り込んでいた遠藤が左足で合わせて、ゴール右に突き刺した。この試合で初先発となった遠藤が先制弾で起用に応えた。
 
 さらに横浜は、その4分後にもオウンゴールで追加点。左サイドでスルーパスに抜け出した遠藤が、ゴール前の仲川にグラウンダーのクロスを供給すると、スライディングでクリアしようとした相手DFに当たり、そのままゴールネットを揺らした。
 
 その後も仲川がクロスから決定機を作るなど、前線の3トップが躍動。前半は横浜の2点リードで折り返した。
 
 後半もペースは横浜に。59分には、オナイウのクロスに扇原貴宏がゴール前でフリーで、63分には仲川が右サイドから自らドリブルで持ち込みシュートを放つも、相手GKのファインセーブに遭い、追加点には至らない。
 
 69分には、DFホン・ジョンホが2枚目のイエローで退場し、数的優位となり、その後も韓国王者を圧倒。終盤に1失点したものの、アタッキング・フットボールが功を奏し、終始ゲームを支配した横浜が、82分にも退場者を出した韓国王者を2-1で下し、初戦白星発進を決めた。
 
 次戦のグループステージ第2節、横浜は19日にホームで、オーストラリアのシドニーFCと対戦する。
 
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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