「僕がイングランド代表だから非難したいだけ…」痛恨のトンネルを犯したピックフォード、批判は気にせず!

2020年02月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

元イングランド代表の識者たちもチクリ!

自らのミスから失点を献上したピックフォードには、非難の声が相次いだが、当人はそうした外野の喧騒に惑わされることはないようだ。 (C) Getty Images

 味方の追加点で大事には至らなかったが、ミスからの失点を献上したイングランド代表GKは、批判の的となった。

 2月8日のプレミアリーグ第26節、クリスタル・パレスをホームに迎えたエバートンは、1点リードで迎えた後半51分、クリスティアン・ベンテケのシュートを守護神のジョーダン・ピックフォードが"トンネル"。股間を抜けたボールはゴールへと転がり込んで、同点に追いつかれてしまった。

 その後、リシャルリソンとドミニク・キャルバート=ルーウィンのゴールでエバートンは2連勝を飾ったが、ピックフォードが批判を浴びたことは言うまでもない。だが、25歳のイングランド代表GKは、叩かれるのは自分が代表戦士だからと感じているようだ。

 英公共放送『BBC』によると、試合後にピックフォードは、「みんなが何かしら自分を憎むんだ。それも、イングランド代表選手の一部なんだよ」と述べている。

「メディアやガリー・ネビルみたいな評論家、みんなイングランド代表だから(批判)したいんだ。学んで、付き合っていかなければいけない。僕は自分にできることを分かっているし、自分が何を得意とするかを知っている」

 さらにピックフォードは、「ジョー・ハートが正守護神だった時のことを見てみなよ。彼は毎週のように批判されていた。試合のピッチや練習で解決できるのは自分個人しかいない。だから、そういうことは頭に入れないことだ」と続けた。

「エバートンのためにピッチ上のことに集中する、それが主な僕の目標だ。そこからイングランド代表に選ばれる。おかしなことさ。代表だとみんなべた褒めなのに、クラブに戻ると酷評したがるんだから。人として、僕はそういうことに影響されないよ」

 ベンテケの得点シーンについても、ミスであることを認めつつ、ピックフォードは、「精神的に僕は強いんだ。残念ではあるけど、影響されたりはしない」と強調している。

 ちなみに今シーズンのピックフォードは、プレミアリーグの全26試合に出場し、クリーンシートは6試合。38失点はリーグ12位タイの数字だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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