「説明が難しい…」最年長得点記録更新のイブラヒモビッチは、ダービー大逆転負けをどう分析した?

2020年02月10日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

1ゴール・1アシストの大活躍を演じたが…。

古巣でもあるインテル戦で1ゴール・1アシストと大活躍だったイブラヒモビッチ。(C)Getty Images

 さすがのズラタン・イブラヒモビッチも、まさかの大逆転負けに落胆した様子だった。現地時間2月9日、ミランはセリエA23節のミラノ・ダービーでインテルに2-4の逆転負けを喫したのだ。
 
 今冬に約7年半ぶりにミランに復帰したイブラヒモビッチは、40分に後方からのロングボールを頭で落としてアンテ・レビッチの先制点をアシスト。さらに45分+1分には、CKからヘディングで追加点を奪う。38歳129日でのゴールはミラノ・ダービー最年長記録だった。
 
 前半は2点を先行したミラン・ペースだったが、後半は一転してインテル・ペースに。51分、54分、70分、93分に失点し、まさかの大逆転を許してしまった。イブラヒモビッチは90分にゴール前で決定機を迎えたが、ヘディングシュートは惜しくもポストに弾かれた。
 
 試合後、『スカイ』のインタビューに応じたイブラヒモビッチは、こうコメントした。
 
「説明するのが難しい敗北だった。前半はほぼ完璧だったが、後半はまったく逆の展開になってしまった。前半はこの1週間で練習した戦術がよく機能したが、後半頭の失点でチームは自信を失ってしまった。チーム内の信頼関係が崩れたかのようにね。2-0で折り返したこういう展開では後半最初の15分に注意する必要があるが、ミランはプレス強度が落ち、同点にされてしまった。ダービーのようなビッグゲームでは、経験が重要になる。インテルにはそれがあった」
 
 そしてスウェーデン王は、「負けた後が大事だ。まずはしっかり回復し、木曜日の試合(コッパ・イタリア準決勝のユベントス戦)を目指す」と、次を見え据えたコメントを残した。
 
 イブラヒモビッチ加入後は7試合無敗(5勝2分け)と上昇気流だったミランだが、この初黒星でセリエA10位の二桁順位まで転落。復権への道のりは簡単ではない。
 
構成:ワールドサッカーダイジェスト編集部
 

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