CBでフル出場した遠藤航、強豪レバークーゼンを相手に善戦! ファン投票ではチーム最高評価に

2020年02月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

「違和感はなかった」

遠藤は昨夏に1年間のレンタルで古豪シュツットガルトに加入。クラブ側は買取に前向きだという。 (C) Getty Images

 現地時間2月5日、ドイツのDFBポカール3回戦が行なわれ、ドイツ2部のシュツットガルトは、アウェーで1部の強豪、レバークーゼンと対戦。シュツットガルトは1-2で敗れたが、マルコ・マテラッツィ監督は「私は選手たちを誇りに思う」と奮闘ぶりを称えた。

 特に注目を集めたのは、この試合で4-5-1の4バックで左CBを務めた遠藤航だ。これまで、普段は中盤の底、ボランチの一角を任されていたが、主将も務めるマルク=オリバー・ケンプフの負傷による欠場のため、急きょディフェンスラインの統率を任された。遠藤は、前半こそ落ち着かない様子を見せていたが、後半になるにつれ、冷静なプレーでチームを支えた。

 現地紙『Stuttgarter Nachrichten』がオンラインで行なってファンによる採点では「2.8」が付けられ(※ドイツメディアの採点は1が最高、6が最低)、この数値はチームのトップとなっている。

 同クラブのマネージャー、スベン・ミスリンタットは試合後に「(フォーメーションの)オプションをもっと活用する必要があることは確か。だが、若い選手たちを中心にしたシステムを、リーグ戦からわずか2日後に使えるレベルまで引き上げたのは素晴らしいことだ。これは称賛されるべきことであり、我々が続けたい方向性でもある」と語っている。

 当の遠藤は試合後、同紙に対して「以前はよくプレーしたポジションだったので」と違和感はなかったと明かしている。

「こちらから仕掛けもできた、良い試合だったと思う。コンパクトにまとまって反撃のチャンスもあったので、取り組みとしては成功だった部分もあったと思う。CBでプレーすることは、何の問題もない」

 守備的ポジションならばどこでもこなせるという万能性も評価されて加入となった遠藤だが、今回は本領発揮といえるだろうか。シュツットガルトは次節、2月8日にホームでアウエと対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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