獲得の提案に監督側は即OKを出した
これまでに長友、岡崎といった日本人選手を指揮した経験を持つラニエリ監督。 (C) Getty Images
日本代表のキャプテンを務める吉田麻也は、移籍市場最終日にセリエAのサンプドリアへと移籍することが発表された。約7年半を過ごしたサウサンプトンとの契約が今季限りとなるなか、出場機会を求めてレンタル移籍で新たな冒険を選択したのだ。
第21節まで消化したセリエAで16位と残留を争っているサンプドリアを率いるのは、クラウディオ・ラニエリ監督。日本人選手と仕事した経験も持つ指揮官は、クラブ公式HPのコメントで、「ヨシダは日本代表のキャプテンなんだ」と、加入を喜んでいる様子だ。
「私はこれまでに、インテルで長友佑都、レスターで岡崎慎司を指揮したことがある。日本の選手は素晴らしいプロフェッショナルなんだ」
実際、吉田の移籍実現にはラニエリも一役買っていたという。
第21節まで消化したセリエAで16位と残留を争っているサンプドリアを率いるのは、クラウディオ・ラニエリ監督。日本人選手と仕事した経験も持つ指揮官は、クラブ公式HPのコメントで、「ヨシダは日本代表のキャプテンなんだ」と、加入を喜んでいる様子だ。
「私はこれまでに、インテルで長友佑都、レスターで岡崎慎司を指揮したことがある。日本の選手は素晴らしいプロフェッショナルなんだ」
実際、吉田の移籍実現にはラニエリも一役買っていたという。
地元メディア『Sampnews24』によると、サンプドリアは吉田獲得を計画していなかったという。だが、クラブと良好な関係にある代理人から売り込まれた際、プレミア時代に対戦して選手を知り、CBの強化を望んでいた指揮官が即OKサインを出したと伝えている。
また、イタリアの移籍情報サイト『Calciomercato.com』は、サンプドリアの動きが早かったこともタイミングが良かったと報じた。同メディアによれば、オファーを出した時刻は、吉田はサウサンプトンとリバプールとの試合のため、遠征に出発する直前だったという。
同サイトは、「サンプドリアが大急ぎで交渉を整えた。すさまじく早く動いていなかったら彼は出発してしまい、交渉は破談となっていたかもしれない」とすべてが噛み合ったタイミングでの移籍だったと伝えている。
いずれにしても、移籍は成立し、吉田はボローニャの冨安健洋に続く12人目のセリエA日本人選手となった。早ければ3日のナポリ戦でデビューするかもしれない。日本代表CBも務めるベテランの活躍に期待したい。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部