ブラジルの名門ボタフォゴへの移籍が囁かれている元日本代表MFの本田圭佑。現地時間１月28日に同クラブのアウベルト・バレンティン監督が認めたことで、一気に大きな話題へと発展した交渉は、秒読み段階に入ったとも言われている。

　ただ、昨年12月23日にフィテッセを退団して以来、無所属の状態が続いている33歳も"サッカー王国"の名門からのオファーを、無条件で受け入れるつもりはないようだ。ブラジル・メディア『Globo』は、本田が自身の望む"要求"を突き返したと報じた。

　同メディアの報道によれば、本田はボタフォゴに対し、防弾ガラスが付いた装甲車のような車とパーソナルトレーナーの帯同、さらに月額固定の給与と自身の名前が入ったグッズの売上に基づいたボーナスの支払いを契約に含めることを求めたようだ。

　日本人スターの加入に伴う新たなスポンサー獲得を見込んでいるボタフォゴは、本田の条件提示を快諾。『Globo』は、「残すは選手側のサインを確認するだけ」と綴っている。

　2005年に名古屋グランパスでプロデビューを果たしてから、６か国・７チームを渡り歩いてきた日本サッカー界のカリスマは、"未開の地"ブラジルで新たなキャリアを積むのか。その動静からは目が離せない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部