「本田圭佑をベンチに追いやった」ミランの元エース、セビージャ移籍が決定!

2020年01月30日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

過去3シーズンはミランで攻撃の要だったが…。

セビージャ移籍が決まったスソ。(C)Getty Images

 現地時間1月29日にセビージャは、ミランからスペイン代表FWのスソを獲得したことを発表した。『スカイ・イタリア』など現地メディアによれば、まずは18か月のレンタル移籍で、セビージャがチャンピオンズ・リーグ出場権を獲得すれば買取り義務に切り替わる契約。買取り額は2000万ユーロ(約25億円)前後になる見通しだ。
 
 現在26歳のスソは、カディスとリバプールの下部組織で育ち、2015年1月にリバプールからミランへ移籍。16年1月から半年間レンタルされたジェノアで台頭し、16年夏にミランに復帰すると、本田圭佑をベンチに追いやって右ウイングに定着する。以降、カットインからのクロスやシュートを武器に崩しの切り札となり、過去3シーズンはロッソネーロの絶対的なエースとなった。
 
 しかし、今シーズンはマルコ・ジャンパオロ新監督の下で不慣れなトップ下にコンバートされて調子を崩し、8節から指揮を執るステーファノ・ピオーリ新監督が4-3-3に変えて得意の右ウイングに入って以降もコンディション不良続き。さらに今冬にズラタン・イブラヒモビッチが約7年半ぶりに復帰すると、システムが4-4-2に変わり、サイドハーフを担える守備力を持たないスソはベンチを温めることになった。
 
 ミランはそんなスソの買い手を探し、ローマやRBライプツィヒも興味を示していたが、最終的にはセビージャと合意した。
 
 スソにとってゼビージャのジュレン・ロペテギ監督は、スペインU-21代表時代に師事し、17年11月のA代表デビュー時の指揮官であるいわば恩師。最も得意な4-3-3の右ウイングを任されそうだ。セビージャは21節を終えてラ・リーガ3位に付けており、このまま4位以内でフィニッシュしてチャンピオンズ・リーグ出場が決まれば、スソの買取り義務が発生することになる。
 
構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
 
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