「武漢からは遠く離れているが…」ボローニャ主将が中国移籍へ! 伊メディアが報じる

2020年01月29日 サッカーダイジェストWeb編集部

新型コロナウイルスの発生地とされる武漢からは離れているが…

冨安の所属するボローニャの主将を務めているジェマイリ。(C)Getty Images

 春に34歳の誕生日を迎えるプロサッカー選手として、自分をよく知る監督が指揮を執るクラブから、おそらく最後となる大型契約を提示されれば、オファーを受け入れてもおかしくはない。

 イタリア紙『il Resto del Carlino』の報道として『Tuttobolognaweb』が伝えたところによると、ボローニャのキャプテンを務めるブレリム・ジェマイリが、中国移籍に向かっているという。

 新天地になるのは、かつてボローニャを指揮した経験を持つロベルト・ドナドーニ監督率いる深センだ。ジェマイリには年俸300万ユーロ(約3億8000万円)の2年契約を用意し、3年目のオプションもつくようだ。

 報道によると、ジェマイリは先週チーム練習に加わっておらず、1月25日に行われたセリエA前節スパル戦の遠征メンバーからも外れている。『Tuttobolognaweb』は、ジェマイリの深セン移籍は確定しており、実現間近と伝えた。

 ただ、言うまでもなく、現在の中国は新型コロナウイルスの感染問題が騒がれている真っ最中。また、深センに近い香港でも感染者が発覚するなどの問題も周知されているとおりだ。『Tuttobolognaweb』は「中国にはサッカー以外の複数の問題があるにもかかわらず、ジェマイリはイエスと言った」と報じている。

「深センの街は新型コロナウイルスの中心地である武漢から遠いが、わずか30キロの香港でも最近は問題があったはずだ。香港は自治政府に対する抗議で内戦のようになり、深センには中国軍の装甲車が配備されている。だが、これらの要素は、ジェマイリがオファーにイエスと言うのを止めることはなかった」

 イタリアを中心にイングランド、トルコ、カナダでもプレーしてきたジェマイリ。中国で新たな冒険に挑むことにしたようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事