「オファーはガラタサライに取り消された」長友佑都のセリエA移籍に黄信号? 現地メディアが報道

2020年01月29日 サッカーダイジェストWeb編集部

移籍金の交渉で足踏み?

長友はガラタサライに残るのか、セリエAへ復帰するのか。 (C) Getty Images

 トルコ1部ガラタサライに所属する長友佑都。今冬のボローニャ移籍が取り沙汰されており、トルコ紙など複数のメディアは、先週末に個人合意に達したと報じている。

 しかし、クラブ間の交渉はまだまとまっていないようだ。イタリア紙『Tuttosport』によれば、ボローニャは左サイドバックの補強として、31歳の元ポルトガル代表DFファビオ・コエントランと長友がリストに挙がっているとして、このように報じている。

「"ロッソブル"にとっては、チームに必要なポジションにベテランを補強することに積極的だ。コエントランは所属チームがないため、ボローニャはプレーする場所を与えることができる。一方、長友はガラタサライの先発を担っており、獲得するには移籍金が必要になる。その点はまだ不透明だ」

 さらに、トルコ紙『sporx』によれば、ボローニャのリカルド・ビゴンSDは長友の獲得を狙っているかという質問に対して、「今冬の移籍プランには含まれていない。ガラタサライによって取り消された」と語ったという。

 時同じくして、ファティフ・テリム監督は定例記者会見で長友についてこのように述べている。

「ナガトモは非常に優秀で、私のフットボール人生で見てきたなかでも、貴重な能力を持った選手だ。テクニック、そして人柄も価値の高いもので、彼とはきちんと話をしたよ。我々の間には何の問題もない。お互いに愛し、尊敬し合っている。クラブを離れるかというのは本人次第だが、もし残るというのであれば、その存在は常に頭にある。彼はトレーニングにおいて皆を牽引する存在だし、こんなプレーヤーに出会うのは難しい」

 とはいえ、ボローニャとの合意報道が流れて以降、長友はベンチ外が続いている。移籍市場がクローズするのは31日。はたしてどんな結末になるのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事