U-17W杯オランダ戦で人生が変わった!桐生一高から湘南加入のFW若月大和、スイス1部シオンへレンタル移籍!

2020年01月28日 サッカーダイジェストWeb編集部

期限付き移籍期間は2020年1月27日から21年12月31日まで

スイス1部のシオンへの期限付き移籍が決まった若月。世界大会での活躍で幼少時代の夢をかなえた。(C) Getty Images

 J1の湘南ベルマーレは1月28日、桐生一高から今季加入したFW若月大和がスイス1部リーグのFCシオンへ期限付き移籍することを発表した。期限付き移籍期間は、2020年1月27日から2021年12月31日までとなる。

 現在18歳の若月は、群馬県みどり市の出身。170センチ・68キロの小柄な体格ながら、抜群のスピードと鋭い得点感覚が武器のストライカー。昨年はU-17日本代表の一員として、U-17ワールドカップに参戦。初戦のオランダ戦では、相手DFを翻弄する抜け出しから2ゴールを挙げ、一躍世界のスカウトから注目される存在となった。

 湘南では昨季、すでに特別指定選手としてリーグ戦とルヴァンカップに1試合ずつ出場。今季はルーキーシーズンとして湘南での活躍が見込まれていたが、思わぬ形で所属クラブを離れることとなった。しかし、海外でのプレーが幼少時代からの夢だった若月にとって、今回の移籍は願ってもないチャンスだったと言えるだろう。クラブ公式サイトでは、自身の夢が実現した喜びと、海外でのさらなるステップアップを誓うコメントを出している。また、移籍までの舞台裏として、U-17ワールドカップのオランダ戦のゴールによって自身の環境が劇的な変化を見せ、多くのオファーにつながったことも明かしている。

 以下、クラブ公式サイトが発表した若月のコメント。
「この度、スイススーパーリーグのFCシオンでプレーさせていただくことになりました。
日本の群馬県で生まれ育ち、桐生第一高校からJ1リーグの湘南ベルマーレに加入させていただき、期限付き移籍という形でシオンにやってきました。
海外でプレーすることは小さい頃からの夢であり、ずっと抱き続けていたものでした。昨年、U-17W杯で初めて世界の強国と戦わせてもらったことで、よりその想いが強くなりました。初戦のオランダ戦で2ゴールを挙げたことで、僕の人生は変わり、ありがたいことに多くの海外クラブからのお話をいただきました。
ですが、U-17W杯に出場することができたのも、桐生第一での日々はもちろんのこと、湘南ベルマーレでキャンプやトレーニングをさせていただき、さらに特別指定選手としてルヴァンカップやリーグ戦に出場させていただいたことで、掛け替えのない経験と成長を得ることができたからこそだと思っています。
湘南ベルマーレでプレーしたい気持ちと、海外でのプレーにチャレンジをしたい気持ち。この2つの気持ちを熟考した上で、今回の決断に至りました。
もちろんシオンでプレーする以上、まずはチームの一員と認められ、勝利に貢献し、さらに上のステージにステップアップするために精一杯努力していきたいと思います。快く送り出してくれた湘南ベルマーレの皆様に感謝の気持ちを大切に、スイスで、FCシオンで頑張っていきたいと思います。よろしくお願いします。」

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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