「フリットやマルディーニは夢だった」コービー・ブライアントの秘蔵動画をミランが公開

2020年01月28日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

幼少期にイタリアに住んでミランのファンに。

ミラニスタとして知られたコービー・ブライアント。写真:ミラン公式

 アメリカ時間1月26日にヘリコプター事故で急逝したバスケットボール界のスーパーレジェンド、コービー・ブライアント(享年41歳)。サッカー好きとして知られ、ヨーロッパのクラブや選手とも交流があっただけに、サッカー界でもリオネル・メッシやネイマール、クリスチアーノ・ロナウド、本田圭佑などがSNSなどで哀悼の意を続々と発表している。
 
 コービーは同じくバスケットボール選手だった父ジョー・ブライアントがイタリア・リーグに移籍した関係で、1983年から7年間に渡ってイタリアに在住。6~13歳だった当時にファンになったのがACミランだ。87年に就任したアリーゴ・サッキ監督の下、オランダ・トリオ(マルコ・ファン・バステン、ルート・フリット、フランク・ライカールト)やフランコ・バレージ、パオロ・マルディーニなどが活躍し、世界中を席巻した当時の最強クラブである。
 
 そんな関係もあって現地時間1月27日には、ミランが公式ツイッターにコービーの秘蔵動画を投稿。約6年半前にミラネッロ(ミランの練習場)を訪れた時のコメントを紹介している。コービーは流暢なイタリア語でこう語っていた。
 
「ミラネッロに来ることをいつも夢見ていたよ。すごく名誉に思っている。少年の頃にミランのサポーターになったのだ。フリットやファン・バステン、マルディーニを見るのは夢のように素晴らしかった。ミランをいつも応援しているし、特別に思っているよ。ロサンゼルスでも、ロッカールームにミランのシャツとマフラーを飾っているんだ。それを毎日見ているよ」
 
 ミラネッロで少年のように目を輝かせ、ミランのことを熱く語っていたコービーは、真のミラニスタの一人だったと言えるだろう。
 
 そんなスーパースターを追悼するためミランは、現地時間1月28日のトリノ戦(コッパ・イタリア準々決勝)で試合前の1分間の黙禱、喪章を付けてのプレーを希望。『スカイ・スポーツ』によれば、運営側は難色を示しているというが、試合前に何らかのセレモニーが行われる可能性があるようだ。
 
構成:ワールドサッカーダイジェスト編集部
 

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