「高度なスキルを持つ選手。だが…」堂安律の前半戦をオランダ紙が評価! 課題に挙げられたのは…

2020年01月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

「来季は間違いなくMFの主力となる」

昨夏に名門PSVに加入した堂安。後半戦の爆発に期待がかかる。 (C) Getty Images

 ヨーロッパの主要リーグは、ウインターブレイクが終了し、続々と再開している。そんななか、オランダの全国紙『Algemeen Dagblad』は、名門PSVが昨夏に獲得した新戦力について、シーズン前半戦の評価をしている。

 同紙でPSVの番記者を務めるマーテン・ウィフェルス記者は、「PSVの夏の買い物は悲しく、決して高く評価できるものではない」としながらも、「フロントや監督が彼らを無駄にしている。もっとの力を引き出すための努力が必要だ。そうせねばならないだろう?」と起用法について、批判的な意見を綴った。

 フローニンヘンから完全移籍を果たした当初はベンチスタートが続いたものの、少しずつ出番を増やし、リーグ戦15試合で3ゴール(全公式戦では20試合で3ゴール・3アシスト)という結果を残した堂安については、このように評している。

「高度なスキルを持ち、とてもクオリティーが高い。他の選手にとって手本となるメンタリティーを持っているが、得点があまりにも少ない。11月末のフォルトゥナ・シッタルト戦以降、ネットを揺らしていない。

 得点力が少ないことは、日本語でいったい何と言えばいいのだろう? チームのためにも、彼自身のためにも、ゴールはさらに必要だ。もちろん、ドウアンがこれからピークを迎える成長著しい若者で、将来性を買われてPSVに引き抜かれたことは疑いようのない事実だ。チームも、彼にフィットするための十分な時間を与えている真っ最中といえよう。おそらく来季は間違いなくMFの主力となり、先発に名があるはずだ」

 1-1の引き分けに終わったウインターブレイク明け初戦のVVV戦は、堂安に出番が与えられなかった。現地時間26日に行なわれるホームでのトゥベンテ戦で2020年初出場を果たし、課題であるゴールを決められるか。ガンバ大阪の"後輩"中村敬斗との対決が実現するかも注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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