「自分の役割はチームの団結を導くこと」昨季現役引退の佐藤勇人氏が千葉の“クラブユナイテッドオフィサー”に就任!

2020年01月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

千葉の社長付としてクラブの結束を推進

千葉の「クラブユナイテッドオフィサー」に就任した佐藤氏。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

 ジェフユナイテッド千葉は1月22日、昨シーズンで現役を引退した佐藤勇人氏が2020シーズンより「クラブユナイテッドオフィサー(以下CUO)」に就任することを発表した。
 
 佐藤氏は千葉の下部組織出身の37歳。2000年にトップチームに双子の弟・寿人とともにトップ昇格を果たす。2008年に京都へ移籍し、2シーズンにわたり在籍したものの、再び古巣へ復帰すると、それからは現役を引退した昨季まで千葉一筋を貫いた。Jリーグ通算出場数は456試合にのぼる。
 
 CUOとは、千葉の社長付としてクラブ内の組織同士や、クラブとファンをユナイテッド(結束)させるためのための推進役。主な業務は、「トップチームの強化に関する業務」「アカデミーの強化に関する業務」「スクール運営や子供たちの指導」「社長付き業務」「ホームタウン活動に関する業務」「スポンサー営業に関する業務」「クラブ広報業務」などがある。

 クラブは、「アカデミーで6年間、プロとして20年間ジェフとともに歩んできた経験や見識を活かし、ジェフのクラブ理念である"ジェフユナイテッドライフの実現"に向け、その一翼を担っていただきます」と求める役割を説明している。
 
 佐藤氏は、第2の人生を再び千葉でスタートできる喜びと意気込みを、クラブ公式のリリース内で次のように語っている。
 
「このたび、ジェフの一員になってから27年目をクラブユナイテッドオフィサーとしてスタートできることを大変嬉しく思っています。私たちは1946年の古河電工サッカー部に始まり、その後古河電工と東日本旅客鉄道がクラブの母体となり活動している伝統あるクラブであります。その伝統と誇りを発信していきながら、これまで以上にクラブとホームタウンの結びつきやチームの団結を導くことも自分の役割だと考えております。またアカデミーから1人でも多く選手を育て、市原・千葉をはじめ地域の皆さま、ファンやスポンサーの皆さまが誇れるクラブになるため精進して参ります」
 
 現役引退時に自身のツイッターで「12歳からジェフのエンブレムをつけれてとても幸せだった」と語ったように、佐藤のクラブへの愛は深い。これまでの立場とは変わるが、その愛は引退後も変わらずチームに注がれていく。
 
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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