「エンドウにはその価値がある!」シュツットガルトが遠藤航の買い取りへ動く。地元紙番記者も強烈プッシュ!

2020年01月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

クラブ側は買取オプションの行使を決断か

日本代表でもボランチとして先発起用が目立っている遠藤。 (C) Getty Images

 ベルギーのシント=トロイデン(STVV)から1年の期限付きでドイツ2部のシュツットガルトに加入している遠藤航。クラブ側はすでに買取オプションの行使を決め、150万ユーロ(約1億8750万円)でクラブに迎え入れる準備を進めているようだ。現地紙『BILD』が報じている。

 この報道に、現地紙『echo24』のシュツットガルト番記者を務めるドミニク・ヤン記者も「彼はチームに絶対に必要な存在だ」と太鼓判を押している。

「ワタル・エンドウはまだ借り物だ。来年の夏には契約が切れる。だが、必ず彼はチームに貢献するだけのポテンシャルを秘めている。間違いなく。だから、スフェン・ミスリンタットSDとシュツットガルトは、彼を手放せなくなり、150万ユーロを支払うことになるだろう」

 遠藤は同クラブに加入はしたものの、当初は全く出番に恵まれなかった。だが、状況が変わったのは昨年11月24日に行なわれた、ドイツ2部の第14節カールスルーエ戦。遠藤は初先発を飾り、攻守にわたる活躍で3-0の大勝に貢献した。

 以後、遠藤は同クラブの先発を飾る機会が増えた。だが、12月末でティム・ウォルター監督が辞任。新たにペジェグリーノ・マタラッツォ氏が就任し、チームは新たなスタートを切っている。

 ようやく出場機会に恵まれようとした矢先の監督交代劇となったが、ヤン記者は「そんな心配は杞憂だ」と遠藤の活躍を確信しているようだ。

「クラブは守備的なポジションをいくつもこなすことができるエンドウを高く評価している。彼はもともと、前任ウォルター監督の選ぶ先発ではなかったが、カールスルーエとの試合で価値を証明した。以後、11回にわたって先発を飾っている。おそらくシュツットガルトは、彼を買い取る以外にない。エンドウにはその価値がある!」

 ブンデス2部は現地24日に再開。シュツットガルトはディナモ・ドレスデンとホームで対戦する。第18節を終えた時点で3位に付けているシュツットガルトは、首位のアルミニアとは3ポイント差と、十分に昇格を狙える位置につけている。

 果たして、遠藤はシーズン後半で再びチームに貢献することができるだろうか。現地での注目度も高まっていると言えそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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