マドリーが再び“原石”を獲得! スペイン紙は「“プレゼント”された日本のメッシ」と久保建英の現状を紹介

2020年01月21日 サッカーダイジェストWeb編集部

フラメンゴからカカ2世を引き抜く

ヴィニシウス(右から2番目)やロドリゴ(右端)のようにブラジルから電撃移籍したレイニエル(左端)。彼らと同じように“青田買い”された久保の現況をスペイン紙が紹介した。 (C) Getty Images

 現地時間1月20日、レアル・マドリーは、ブラジルのフラメンゴから18歳のレイニエルを獲得することで合意したと発表した。移籍金は3000万ユーロ(約36億円)と報じられている。

 同胞の先輩でやはりマドリーでプレーしたカカと比較されるレイニエルは、同じブラジルの若手ヴィニシウス・ジュニオールやロドリゴとともに、マドリーの未来を担うことが期待されているヤングスター候補生だ。

 なお、"ブラジル・トリオ"でもっとも成功が見込まれる選手を問うスペイン紙『Marca』のアンケートでは、2万人を上回るユーザーのうち、58%がロドリゴをチョイス。次いでヴィニシウスが23%、レイニエルが19%という結果となった。

 いずれにしても、5000万ユーロ(約60億円)と4500万ユーロ(約54億円)で獲得したロドリゴとヴィニシウス、そして新たに加わることが決まったレイニエルと、マドリーが若手を獲得して将来に備えているのは確かだ。

『Marca』は、「未来のクラック探しにマドリーは1億3200万ユーロ(約165億円)を投じた」と報道。今シーズン負傷で長期離脱中のマルコ・アセンシオ、レアル・ソシエダにレンタル中のマルティン・ウーデゴー、マジョルカで武者修行中の久保建英らが、"ブラジル・トリオ"と並ぶクラック候補生と伝えた。

 バルセロナの下部組織でプレーし、日本でプロになった久保は、今シーズンからマドリーに移籍。当初はカスティージャ(下部組織)でプレー予定だったが、マジョルカにレンタル移籍をしてラ・リーガで経験を積み、ここまで17試合に出場している。

 同紙は、マドリーでの将来を嘱望される久保について、「"プレゼント"された日本のメッシ。マドリーはタダ同然で、今の日本最高の選手を手にしている」と評している。

「18歳で今はマジョルカで出場機会を得ているところだ。マドリーはアジア市場にもっと力強く入っていくためのスターになることを願っている。市場価値は1500万ユーロ(約18億万円)だ」

 次代を担うタレントたちとの競争に挑むことになる久保は、この先、世界を沸かせられるクラックへと進化を遂げるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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