「才能があるからどうしても…」首位撃破弾をアシストした柴崎岳に絶賛の嵐! 指揮官も思わず“本音”?

2020年01月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

地元メディアは「チームに魂を入れた」

復調しつつあるデポルティボで存在感を高めている柴崎。そのパフォーマンスに指揮官は…… (C)Mutsu FOTOGRAFIA

 首位チームとの大一番で、日本代表の司令塔が魅せた。

 現地時間1月19日、ラ・リーガ2部の第24節が行なわれ、日本代表MFの柴崎岳が所属するデポルティボは、ホームに首位のカディスを迎え、1-0で勝利した。

 デポルティボにとって難敵相手の一戦で、出色のパフォーマンスを披露したのが、柴崎だ。3-4-2-1のダブルボランチの一角で先発を飾ると、スコアレスで迎えた65分にアタッキングサードからの絶妙なパスを供給し、サビン・メリーノの決勝弾をアシストした。

 リーグ戦4連勝と復調傾向にあるデポルティボにあって、カウンターの起点となりながら、守備でも奔走する柴崎は存在感を増している。短期間でチームを立て直したフェルナンド・バスケス監督はカディス戦後、この日本代表MFの働きを評価したうえで、まだ実力を出し切っていないと注文を付けた。

「彼はどんな監督にとっても、大きな評価を与えるべき選手だ。これまで、このチームでどうであったのかは知らないが、才能がある選手だから、どうしたって使わないといけない。だが、彼がここ最近の試合で見せているプレーはまだまだ普通だ。もっと上向く必要があるね」

 スペイン・メディアは柴崎を手放しで褒めちぎっている。地元紙『La Opinion Coruna』が「ガクはバスケスの求めることをいち早く理解し、そしてスタンドを揺さぶり、チームに魂を入れた」と綴れば、クラブ専門メディア『riazor.org』は、こう称賛した。

「ガク・シバサキは、これまで自分の可能性を示してこなかったが、最近の試合においてはレベルを高めている。いまだやることはたくさんあるが、彼のキックはデポルティボを間違いなく前進させるものとなっている」

 いまだ降格圏の20位に沈んでいるものの、降格圏外の18位ルーゴまでは勝点1差に迫っているデポルティボ。上昇気流の乗りつつあるチームの中心には、この22番がいる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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