「救世主だ!」「黄金時代の到来」ドルトムント加入のハーランドが衝撃デビュー! “ブンデス史上初”のハットにメディアも熱狂

2020年01月19日 サッカーダイジェストWeb編集部

圧巻ハットで逆転を呼び込む

途中出場で圧巻のハットトリックを達成したハーランド。その得点力にファンも驚愕した。 (C) Getty Images

 次世代を担うニュースターがド派手な"デビュー"を飾った。

 現地時間1月18日に行なわれたブンデスリーガ第18節で、アウクスブルクと敵地で対戦したドルトムントは、5-3の逆転勝利でウインターブレイク明けの初戦を白星で飾った。

 劣勢に立たされていたドルトムントを窮地から救い出したのが、今冬の移籍市場でレッドブル・ザルツブルクから加入した19歳のノルウェー代表FWアーリング・ハーランドだ。

 今シーズンの公式戦22試合で28ゴールと爆発し、鳴り物入りで入団した若き点取り屋は、本領をいきなり発揮した。1-3と2点ビハインドの56分にピッチに立つと、その3分後にいきなり移籍後初ゴールをマーク。これで勢いに乗り、チームが3-3の同点に追いついた9分後の70分に自身2点目を叩き込む。

 圧巻は79分だ。マルコ・ロイスのスルーパスに抜け出すと一気に敵陣を独走。相手GKトマシュ・コウベクとの1対1を難なく制して、3点目となる一撃をねじ込んだのだ。

 ブンデスリーガ史上7人目、途中出場からではリーグ史上初となるデビュー戦でのハットトリックをやってのけたハーランド。これ以上ない初陣にドイツ・メディアも熱狂している。全国紙『Bild』は、「ハイランド(救世主の意)・ハーランド」と見出しを打ち、次のように綴った。

「なんというデビューだ! ハーランドはデビュー戦でハットトリックを叩き込み、2000万ユーロ(約25億円)という移籍金以上の価値を示す結果を残した。彼は救いの主だ。このノルウェー人は、ドルトムントを救い、後半戦への希望をもたらした」

 もちろんファンも興奮が収まらない。クラブの公式SNSには、次のようなコメントが溢れかえった。

「もう君の虜だ」
「レバンドフスキよりも最高だ」
「1-3で諦めかけた僕を許してくれ」
「まさにゴールマシン」
「救世主だ」
「黄金時代の到来を感じる」
「信じられない少年だ」
「守備の課題を補って余りあるデビュー」

 試合後、ドイツの衛星放送『Sky』のフラッシュインタビューに対して、「嬉しいと同時にリラックスしている。今はただただ幸せだ」と笑顔を浮かべたハーランド。加速度的なスピードで成長を続ける19歳から、ますます目が離せない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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