「中国帰りの深夜2時半に…」C・ロナウドの元同僚が“完全にイカれてる”と感じた驚異のエピソードを告白

2020年01月19日 サッカーダイジェストWeb編集部

「僕の部屋に着替えを持ってきて…」

トップパフォーマンスをを維持するためにハードな自主トレーニングをこなすC・ロナウド。そのストイックな姿勢には周囲もあ然としてしまうようだ。 (C) Getty Images

 34歳となったいまもサッカー界の"トップ・オブ・トップ"に君臨するのが、ポルトガル代表FWのクリスチアーノ・ロナウドだ。

 さすがに全盛期のキレはなくなったものの、ゴールに専念するプレースタイルに変貌を遂げたことで、未だ絶大な存在感を誇示。ユベントス移籍2年目となった今シーズンも、不調が指摘された時期もあったとはいえ、公式戦23試合に出場して16ゴールとその得点力は相変わらずだ。

 当代屈指のクラッキが長いパフォーマンスを維持している理由の一つが、周囲が呆れるほどのストイックさにある。

 筋骨隆々の身体を保つために厳しい筋トレと食生活を己に課していることで知られ、元マンチェスター・ユナイテッドのパトリス・エブラは、C・ロナウドの家を訪ねた際にトレーニングを強要されたことを明かしていたほどだ。

 そして今回、そのストイックぶりをわかるエピソードが、また一つ明らかになった。告白したのは、C・ロナウドがプロキャリアをスタートさせたスポルティングで同僚だったジョゼ・セメドだ。

 同じ1985年生まれで、スポルティング・ユースの同期生でもあるセメドは、ポルトガル紙『Record』の取材に対し、C・ロナウドがレアル・マドリーに在籍していた時の出来事について明かした。

「彼と一緒に中国へ行って、戻ってきた時のことは忘れられない。あの時、飛行機のパイロットはあと1時間ほどで到着すると伝えてきた。それを知って、僕は彼の家にあるスパでくつろぐことを考え始めていた。プールに入って、マッサージを受ける。そればっかりを考えていたんだ。

 だけど、午前2時30分にマドリードに着いて、自宅に戻ったというのに、彼は部屋で何か準備を始めたんだ。そして、僕の部屋に着替えを持ってきて、『よし! セメ、走りにいくぞ』って言われたんだ」

 この時、「嫌とは言えなかった」というセメドは、C・ロナウドに対し、次のようなことを想ったという。

「僕はその時、『はい、はい、わかったからそれをくれよ』と返事をしたよ。それしかできなかった。だけど、内心は『こいつは完全にイカれてる』って思ったね(笑)」

 日課のランニングは絶対に欠かさない。その完璧主義を貫く姿勢こそが、C・ロナウドが今もトッププレーヤーのひとりであり続ける要因なのだろう。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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