「口を閉じていろ」モウリーニョが“天敵”コンテを非難!エリクセン移籍を巡る発言に怒り

2020年01月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

インテルはエリクセン獲得に楽観か

モウリーニョ(右)から“口撃”されたコンテ(左)はどう反応するのか?(C)Getty Images

 今冬のマーケットで注目されているのが、トッテナムのクリスティアン・エリクセンのインテル移籍だ。

 インテルのピエロ・アウジリオSDは先日、ロンドンに出張してエリクセン獲得のための交渉を行なった。ジュゼッペ・マロッタCEOも、ミラノでエリクセンの代理人と会談している。

 イタリアの一部メディアは、インテルは楽観していると報じた。アントニオ・コンテ監督は「アイデアはある」と、このデンマーク代表MFを含むターゲットの獲得を望んでいることを隠していない。

 英紙『Telegraph』によると、トッテナムのジョゼ・モウリーニョ監督は古巣インテルからの知らせに気分を害しているようだ。「移籍に関しては我々監督が同じように振る舞うべきだと思う」と、コンテに批判的なコメントを口にしている。

「君らメディアにとっては良くないと分かっているが、何かが本当に起きるまでは、我々は口を閉じているべきだと思う。責任ある者たちがエリクセンについて話すのを見ると……」

 報道陣から具体的に誰のことに言及しているか問われると、モウリーニョは「アントニオだと思う」と答えている。

 このコンテがチェルシーを率いていた時、当時マンチェスター・ユナイテッドの監督だったモウリーニョとたびたび舌戦を繰り広げていたのは有名な話だ。
 

 2009-10シーズンにイアリア史上初の3冠を達成し、インテルのサポーターから英雄視されるモウリーニョだが「今のインテルはわたし(が率いたころ)のインテルではない」とも述べた。

「(現在のインテルを運営する上層部と)コネクションがないし、関係ないと思う。インテルに対する気持ちは変えられないけどね。1選手の状況でクラブやファンに対する気持ちが変わることはない。それはノーチャンスだ」

 英公共放送『BBC』によると、モウリーニョはエリクセンに対するオファーはないとし、1月18日のワトフォード戦での起用を明言した。エリクセンは、今月中にミラノへ向かうことになるのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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