「サッカーだけじゃなく心も神様」イニエスタが震災発生時刻にSNSを更新。ファンからは感謝のコメントが相次ぐ

2020年01月17日 サッカーダイジェストWeb編集部

「私の心はあなた達と共にあります」

日本で3年目のシーズンを迎えるイニエスタ。クラブのホームタウンへの心遣いを忘れなかった。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 6,434人の犠牲者を出した阪神・淡路大震災から、今日でちょうど25年。この日、ヴィッセル神戸に所属するMFアンドレス・イニエスタも、自身のインスタグラムを更新し、祈りをささげた。
 
 彼がSNSを更新したのは、地震が発生した時刻の午前5時46分だった。兵庫県のみならず、各地で多くの人が祈りを捧げる中、イニエスタも「私の心はあなた達と共にあります #1.17」という言葉とともに、神戸サポーターと選手らが一緒に写った写真をアップ。天皇杯優勝後にピッチで撮った1枚や、優勝報告会での1枚など、計4枚を公開した。
 
 気取らない素朴な性格で、バルセロナでも愛されたスペインの至宝の温かい心遣いに、ファンからは多くの感謝のコメントが寄せられた。
 
「本当に嬉しかった。ありがとう」
「これからも神戸に光を灯してください」
「キャプテンありがとう」
「本当にあなたは暖かい方ですね」
「サッカーだけじゃなく心も神様」
「寄り添ってくれるあなたに感謝します」
 
 Jリーグ挑戦2年目となった昨季は、23試合に出場し、6得点を記録。華麗なタッチから繰り出される鋭いパスや、見事なターンで、シーズンを通して観る者を魅了した。シーズン終了後にアルゼンチンや、アメリカの数クラブから移籍のオファーを受けたとされるイニエスタだが、母国でのイベントで「あと2年残っている契約は最後までやり遂げたい」と、神戸との契約を全うすることを明言している。
 
 今季は、クラブにとってもACL初挑戦となる重要なシーズン。日本での生活にも慣れ、サポーターとの団結力も増し、より一層伸び伸びとプレーするイニエスタが見られそうだ。
 
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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