「コンテやサッリは楽しくなかった」「ジダンから電話を…」アザールがマドリー移籍の“舞台裏と本音”を告白

2020年01月17日 サッカーダイジェストWeb編集部

アザールにとってジダンとは?

昨夏にマドリーへの移籍を叶えたアザールが胸中を明かした。 (C) Getty Images

 2019年の6月にチェルシーからレアル・マドリーに移籍したベルギー代表MFのエデン・アザールが"本音"を漏らした。

 アザールにとってマドリー移籍は、まさに大願成就だった。2012年6月にフランスのリールからチェルシーへ移籍したベルギー代表MFは、2018年の夏に開催されたロシア・ワールドカップ後から、幼少期から抱いていたというエル・ブランコ(マドリーの愛称)への憧れを幾度となく強調し続け、ようやく昨夏に実現させたのだ。

 そんなマドリー移籍をアザール本人が振り返った。スペイン紙『Marca』のインタビューに応じ、「本当はロシア・ワールドカップ後に行けたはずだった」と語った。

「全ては3年前から始まっていた。本当はロシア・ワールドカップ後には契約したかったけど、チェルシーがそれを許さなかった。とにかくここでプレーすることは、僕の夢だったから実現させたかった」

 アザールはマドリーのジネディーヌ・ジダン監督からラブコールを受けていたことを明かし、さらにチェルシー時代に指導を受けた指揮官たちとの比較を展開した。

「彼は2016年のEUROの真っ只中に僕に電話をかけてきて、『来てほしい』と言ってくれたんだ。それがいつも頭の中に残っていた。ジダンはあまり多くを語らない監督だけど、試合前になると、選手を安心させる短い言葉をかけてくれる。

 移籍してから最初の2、3か月は苦労したけど、彼のおかげで良いプレーができるようになった。選手の気持ちを理解してくれる素晴らしい指導者だよ。僕よりも上手いしね(笑)。僕はここに来るまでの3年間でコンテやサッリのようなイタリア人監督のもとでやっていたけど、正直、今と比べるとあまり楽しくはなかった」

 幼少期に憧れたスターであるジダンの薫陶を受け、「いろいろな楽しみを再発見している」というアザール。この先、一皮むけた彼の姿を見られそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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