「私はバカじゃない」「この状況では…」モウリーニョ、インテル移籍が噂されるエリクセンに言及

2020年01月14日 サッカーダイジェストWeb編集部

先発から遠ざかった時期もあったが…

エリクセンの”不調”を認めたモウリーニョ。 (C) Getty Images

 プロとして、試合で全力を尽くすのは当然だ。一方で、プロも人間であり、将来が不透明ならパフォーマンスに影響することもあり得る。

 今季でトッテナムとの契約が満了するクリスティアン・エリクセンは、この冬のマーケットでインテルに移籍するか注目されている。一部のイタリア・メディアは先日、インテルがエリクセンと個人合意に達したと報じたところだ。

 エリクセンは現地時間11日のプレミアリーグ、前節リバプール戦に先発出場し、69分までプレーした。だが、ベンチに下がるデンマーク代表MFには、一部観客からブーイングも浴びせられた。

 英公共放送『BBC』によると、トッテナムのジョゼ・モウリーニョ監督は1月13日の会見で、エリクセンのパフォーマンスについて問われると「今のエリクセンがベストか?」と問い返し、首を横に振った。

「正直、ノーと言わなければならない。そしてわたしはその理由を知っている。わたしはバカじゃない」

 昨年末から公式戦で4試合連続先発出場しているエリクセンだが、モウリーニョが就任してから1カ月以上、スタメンに名を連ねていなかった。

 指揮官は「批判しているのではなく、たとえ彼が望んでも、この状況であれば選手が最高レベルのパフォーマンスでないのは仕方ない、普通のことだ」と述べている。

「だが、彼は出場した試合で我々を助けている。オリンピアコス戦やノーリッジ戦のように、ポジティブなパフォーマンスで貢献してきた」

 トッテナムは14日にFAカップ3回戦の再試合に臨む。モウリーニョはエリクセンの起用を明言した。

「それから土曜の試合(プレミアリーグ次節ワトフォード戦)があり、彼は再び出るかもしれない。それ以上のことは言えないな」

 はたして、1月中にエリクセンはイタリアに向かうことになるのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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