バルセロナがバルベルデ監督の解任、キケ・セティエンの電撃就任を発表! 乾貴士を“干した”新指揮官のサッカー哲学とは?

2020年01月14日 サッカーダイジェストWeb編集部

シャビに就任を断られ…

61歳にして初めてビッグクラブを率いることになったキケ・セティエン。就任会見は現地14日に行なわれる。(C)Getty Images

 現地時間1月13日、バルセロナはエルネスト・バルベルデ監督の解任とキケ・セティエンの就任を発表した。

 ラ・リーガ王者はここまで国内リーグでは首位に立っているものの、不安定な戦いが続き、年明け最初のゲームも最下位のエスパニョールとドロー(2-2)。その5日後のスーペル・コパ準決勝ではアトレティコ・マドリーに逆転負けを喫していた。

 スペイン紙『Marca』などが報じたところによると、これを受けてクラブは、カタールのアル・サードを指揮するOBのシャビと面談。監督就任をオファーしたものの、断られていた。

 この事実が公になったことでバルベルデの求心力が低下するのは明らかで、キケ・セティエンに白羽の矢を立てたようだ。

 昨シーズンはベティスを率いたキケ・セティエンは、ヨハン・クライフの攻撃サッカーの信奉者で、バルサのスタイルにはマッチする。日本では、エイバルから乾貴士を獲得しながら、あまり出番を与えなかった指揮官としての印象が強いかもしれない。

 契約は2022年6月までの2年半。単なるシャビへの繋ぎを果たすだけなのか、それとも結果を残して偉大な指揮官として道を歩むのか。ビッグクラブを率いるのは初めてとなるだけに、その手腕に注目が集まる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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