【町田|新体制】キーワードは”ハングリー”。唐井GMが語ったチーム作りの狙いは?

2020年01月13日 郡司 聡

「本気でJ1を目指すんだというインパクトを与えられるような編成」

ポポヴィッチ新監督を迎えた町田が、新体制会見を行なった。写真●郡司聡

 ポポヴィッチ新体制が発足した町田は13日、町田GIONスタジアムで2020シーズンの新加入選手会見を実施した。

 会見に登壇したのは、ランコ・ポポヴィッチ監督を筆頭に、GK秋元陽太やDF水本裕貴ら、9名の新戦力。高校選手権を沸かせた帝京長岡高のFW晴山岬も出席し、それぞれが今季の抱負などを語った。

「3年以内でJ1を目指せるチーム作り」という新たな3カ年計画を打ち出していた町田は、唐井直ゼネラルマネージャー(以下GM)を中心にチーム編成に着手。その狙いについて、唐井GMは次のように話している。

「コーチングスタッフを含めて、トップチーム周りで本気でJ1を目指すんだというインパクトを与えられるような編成を心掛けた。またポポヴィッチ監督とのコミュニケーションを図るなかで、キーワードとして浮上したのが"ハングリー(飢え)"だった」
 
 例えば、「すごい選手がやってきた」(大谷尚輝)と既存選手も一目置く水本については、「発展途上のクラブをJ1に上げるというプロジェクトに賛同してくれた」(唐井GM)ことが加入の決め手になったという。また元セルビア代表FWのステファン・スチェポビッチについては、「ここで活躍して、再び欧州のトップシーンに戻るんだという意欲に満ちている」と唐井GMが本人に変わって、新天地にかける意気込みを代弁していた。

「昨季の終盤、試合に出られなかったので、その分も試合に飢えている」と話した秋元ら、"飢えた"男たちが、昨季18位に沈んだ町田に新たな刺激を注入する。

取材・文●郡司 聡(フリーライター)

次ページ2020年メンバーリスト

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事