「正直、あれは不快だった…」一発退場になったオーバメヤンの危険タックルをアーセナル指揮官アルテタが謝罪

2020年01月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

敵将ホジソンも苦言を呈す

先制ゴールを決めながらもレイトチャージで一発退場を命じられたオーバメヤンは、試合のヒーローになりそびれる格好となった。 (C) Getty Images

 現地時間1月11日に行なわれたプレミアリーグ第22節で、アーセナルはクリスタル・パレスと1-1で引き分けた。前節のマンチェスター・ユナイテッド戦でミケル・アルテタ新監督が就任してから初の白星を手にしたガナーズ(アーセナルの愛称)だったが、連勝は逃した。

 12分にピエール=エメリク・オーバメヤンのゴールで先制したアーセナルだが、54分に同点とされると、65分には、先制ゴールを決めていたオーバメヤンが一発退場。数的不利の状態で、残り約30分を戦う羽目になった。

 タッチライン際でマックス・マイヤーにプレッシャーをかけた際、タックルを相手の足首に入れてしまったオーバメヤンには、最初にイエローカードが出されたが、ビデオアシスタントレフェリー(VAR)の介入後、判定はレッドカードに変更された。

 試合後、英衛星放送『Ssky Sports』の取材に応じたアルテタは、「先ほど(映像を)見たが、正直、あれは不快だった」と、故意ではなかったとしながらも謝罪した。

「オーバのことを知っているし、ああいうタックルをしようという意図はなかったはずだ。選手がケガしないことを願う。申し訳ない」

 一方のクリスタル・パレスのロイ・ホジソン監督は、「酷いタックルだったことは分かっている。ただ、オーバメヤンが故意にケガをさせようとしたわけではないことを強調しておきたい」とアルテタに同調。そのうえで、「レッドカードだったことは疑いない。判定を下すまで時間がかかったことに驚いた」と続けている。

「あれで靭帯にダメージがなければ大きな驚きだ」

 ハードチャージを受けたマイヤーの健康が第一なのはもちろんだが、アーセナルにとってオーバメヤンが出場停止になれば大きな痛手なのも確かだ。なお、現在10位のアーセナルは、次節でシェフィールド・ユナイテッド、その翌節でチェルシーと対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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