【磐田|新体制】期待に満ちた新たな船出。『Jubilo PRIDE 覚悟』でJ1復帰を誓う

2020年01月11日 サッカーダイジェスト編集部

今冬の“新陳代謝”はかつてない活発さ

今季の新加入は、レンタルバックを含めて14人。新体制に出席にしたのは9人(ルリーニャは欠席)で、前列左からフォルリン、清田、フベロ監督、吉長、三木。後列左から船木、中川、大武、杉本、大森。

  1月11日、ヤマハスタジアムで行なわれたジュビロ磐田の新体制発表会見に出席した新加入選手は9人(ルリーニャは欠席)。わずか、ふたりだった昨季とは打って変わり、新たな顔ぶれが壇上を賑わせた。

 この冬のクラブの"新陳代謝"はかつてない活発さで、15人の選手が去り、小川航基や伊藤洋輝ら期限付き移籍からの復帰組を合わせると、全32選手の半数近くの14名が新たに加入した。フロントも、監督として01年、02年に黄金期を築いた鈴木政一氏が強化部長に就任し、まさしく「新体制」でJ1復帰を目指すことになった。

 昨年9月に就任し、残留はならなかったが急ピッチで攻守を整備し、チームを上向かせて続投となったフェルナンド・フベロ監督。昨季は戦いながら強みと弱点を分析した指揮官が強化部と話し合いながら進めた補強は、「質の高い選手を集め、各ポジションで健全な競争が生まれることを意図した」(フベロ監督)ものだ。ベテラン、中堅、新卒のバランスの取れた編成も狙いとしたところである。

 指揮官が今季、実践を目指すサッカーは、昨季の延長線上にある。「J2でもスタイルは変えない。去年やってきたことを土台に、ポゼッションをして相手陣内に入り、ボールを失ってもすぐに奪い返す攻撃的でアグレッシブなサッカーを貫く」(フベロ監督)という。「そうして必ずこのクラブがいるべき場所に戻る」と、1年でのJ1復帰を宣言した。

「去年の11月に対戦した時、ジュビロが良いサッカーをしていた印象があった。また違うサッカーを楽しみ、その中でどれだけ自分が成長できるかチャレンジをして、気持ちが伝わるプレーを見せて昇格したい」と抱負を語った大森晃太郎(前FC東京)をはじめ、会見では新加入選手全員が、昇格を目指す熱い気持ちを異口同音に語った。

 チームスローガンも『繋ぐ』から、6年ぶりに『Jubilo PRIDE 覚悟』に刷新。未知数の部分も多いが、昨季末の好転ぶりと大幅補強を敢行しての船出は期待にも満ちている。

構成●サッカーダイジェスト編集部

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