「ほかに必要なことがあるのでは?」吉田麻也所属のサウサンプトン指揮官、新たなDF獲得を明言。現地サポーターの反応は…

2020年01月11日 サッカーダイジェストWeb編集部

CBの補強にも前のめり

9失点を喫したレスター戦以降、出場機会が激減した吉田。 (C) Getty Images

 日本代表DF吉田麻也は、所属するプレミアリーグのサウサンプトンで今季は出番に恵まれておらず、直近6試合では出場機会が与えられていない。

 そんななか、英公共放送『BBC』でラジオ番組も持つジャーナリスト、アダム・ブラックモア氏は、週末に予定されているレスター戦の前日記者会見に登場したラルフ・ハーゼンヒュットル監督が、今冬の補強について語ったと自身のSNSで発信した。

「監督は、守備の補強、サイドバックには特に手を入れなければならない。間違いなく私たちが探しているポジションであり、確実に行動に移すだろう、とコメントした」

 具体的には、伊東純也が所属するベルギー1部ヘンクのヨアキム・メーレとの交渉に臨んだとされており、さらに、バジャドリーのCBモハメド・サリスの獲得にも乗り出す準備もあるという。

 一方、こうしたクラブの動きを踏まえ、今季で契約を満了する吉田は、1月に移籍を考えているのではないかと現地のメディアも書き立てている。具体的なクラブ名は明かされていないが、指揮官が現状の戦力を不満に思っているからこその補強発言であるとすれば、吉田が移籍を考えても無理はない。

 ちなみに、こうした指揮官の補強プランに現地サポーターの反応は様々のようだ。

「頭数に入れていないみたいだけど、自らの価値を証明したジャック・スティーブンスらベテランの何が不満なんだ…?」
「監督の価値観がよくわからない。不安だ。クラブもカネをケチりそう」
「ディフェンスのプレーヤー、特にCBだけに注視して補強するのは明らかに間違い」
「我々が必要とする完璧な最終ラインを注視するその前に、クラブとしてもっとほかに必要なことがあるのでは?」

 サウサンプトンは現地時間11日にアウェーでレスターと対戦する。ここ4試合は3勝1分と好調で12位まで順位を上げており、このまま好調が続くかが注目される。そして、吉田はクラブを離れる決断をするのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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